記憶が薄くなって来たので、早く書き終えてしまいたいエジプト訪問記。
半分は過ぎたので頑張って進めます。
クルーザーからの朝日
岸で馬車が私たちを待っているのが見えました。
初めて、「ブルーシャドウ号」の全体が見れました。
エジプトでの7日目は、馬車に乗って「エドフ神殿」に行くのです。
馬車はとても揺れますので、手荷物など落とさないように。。と言われているそばから、他の馬車に乗ったツアー仲間がカバンを落とし、後続の馬車に踏まれていました(汗)
ハヤブサ神ホルスに捧げられた「エドフ神殿」は、ホルス神殿とも呼ばれ、プトレマイオス朝時代の紀元前237年から建造され始め、有名なクレオパトラ7世のお父さん・プトレマイオス12世によって、紀元前57年に完成したそうです。
1860年に、フランスのエジプト学者のオギュスト・マリエットが、砂地からエドフ神殿を発掘するまで、何世紀にも渡って地中12メートルの深さに埋もれていた為、エドフ神殿はほとんど無傷であり、エジプトの中でも最も保存状態のよい神殿の1つに数えられています。
実は、エドフ神殿に記されている絵や文字は「エドフテキスト」と呼ばれ、世界の創造に関する記述があるのです。
エドフテキストによると、空から舞い降りた強力な神々が地球を作ったと書かれています。
そして、2人の神によって「原初の島」と呼ばれる陸地が造られ、そこから世界の創造が始まりました。
日本の神話にも似ていますね。
そこから複数の神がやって来て、このエドフの地に最初の神殿が建てられたとエジプトでは信じられています。
それが元になって各地の神殿が造られ、創造神たちは世界を造るという仕事が終わると、一部の神々は大きな鳥に乗って空に舞い上がって行ったと記されています。
また、ホルス神が率いる神々は、蛇に象徴される敵(彗星?)と対峙しましたが、洪水が起こり聖なる島が水に飲み込まれてしまったそうです。
エドフテキストには、プラトンが参考にしたような古代の大惨事の事が刻まれており、それが彼のアトランティスの記述にも繋がっているのでした。
「エドフ神殿」は、意外や意外!とても重要な遺跡だったのです。
こちらの塔門は、幅が79m、高さが36mもあり、プトレマイオス12世が、ホルス神とハトホル女神に囚人を捧げるレリーフが描かれています。
塔門の左右には、ホルス神の像がありました。
神殿の周柱式中庭、多柱室入口⬇︎
こちらのホルス像が有名なんです。
神殿の中心にある至聖所の聖船⬇︎
こちらの聖船はレバノン杉で出来ており、お神輿のように担いで運ばれました。
神々や神官が聖船を担いでいるレリーフ⬇︎
実は、エドフ神殿はとてもエネルギーが高く、体調を崩す方が多いんだとか。
皆さん、プロテクションオイルなどでしっかりガードされていましたが、私はその点、エネルギーに鈍感で良かったです。
そしてこちらは、ホルス神とセト神の戦いのレリーフがズラリと並んでいる場所です。
最後は、ホルスがカバの姿のセトに勝利したレリーフです。
再び中庭に戻り、あらためて黒花崗岩で出来たホルス像にご挨拶。
この像、大人氣で写真を撮るのに順番待ちが出来ていました。
誰もいないシャッターチャンスを狙うのが大変でした。
入り口の右側には、頭と胴体だけのホルス神が。
こちらも可愛いです。
結局、エネルギー酔いされた方はお一人だけでした。
また、馬車に乗ってクルーザーまで戻ります。
クルーザーでランチしてから、お次は「コム・オンボ神殿」に向かいます。
続く。。