皆さん、ご覧になりました?
三宅洋平さんが特集された、昨晩のNHK「クローズアップ現代・検証“ネット選挙”」を。
見逃してしまった方の為に、三宅さんの部分だけをまとめますね。
クローズアップ現代
★★★★★
参議院選挙で解禁されたインターネットを使った選挙運動。
中でも党をあげて積極的に取り組んだのが自民党。
「ネットに重視して戦略を立ててやれば、有権者との距離は他の政党よりぐっと縮まる。」と、全ての候補者に情報端末を配布した。
そして、インターネット上を飛び交う膨大な有権者の声などを分析するチームを独自に立ち上げ、選挙戦略に役立てた。
“ネット選挙”の解禁は選挙をどう変えたのか。そして有権者の判断にどのような影響を与えたのか。
NHKが独自に行ったビッグデータ分析などをもとに、“ネット選挙”の可能性と課題を多角的に検証した。
ネット選挙でムーブメントを起こした男、三宅洋平氏
演説と音楽を融合させた、これまでにないスタイルで、彼が訴えたのは有権者の政治参加だった。
三宅氏「俺が一人でやるんじゃないよね。俺を押し出したみんながやる事。」
無名にもかかわらず、数千人規模の聴衆を集めた。
何故、支持は広がったのか。
多くの候補者が、一方的に情報発信する中で、彼は選挙戦序盤から有権者との対話に力を入れて来た。
最も有効なツールだと考えていたのが、手軽にやり取りができるツイッターだった。
脱原発など、自分の主張に対して寄せられる声に、出来るだけ早く返信するように心掛けた。
少しでも時間が出来れば、どこでもツイッター。
三宅洋平氏のTwitter
三宅氏「思いが入っているやつは無視できないし、全ての空き時間はツイッターに費やしている。」
選挙戦中盤、三宅氏支持のうねりを起こしたのは、その主張に共感した有権者だった。
その応援サイト
http://matome.naver.jp/m/odai/2137303390336449901
サイトを作ったのは、三宅氏のツイッターのフォロワーの一人だ。このサイトが多くの人の目に留まる事になる。
その広がりを、ビッグデータで分析した。
最初にこのサイトの存在をツイッターで投稿したのは280人。それが1週間で約88万人に拡散した。
三宅氏を知った人は、さらに動いた。演説の様子をスマホなどでネット中継したのだ。
多い時は15人以上が同時に中継をし、数十万人が視聴したとみられる。
その一方で三宅陣営は、選挙運動に関して指摘を受ける場面もあった。事前に承諾を得た有権者以外にメールを送った事が問題だとされた。
選挙戦最終日。渋谷ハチ公前で行われた「選挙フェス」には多くの人が集まった。
有権者が有権者を巻き込んだムーブメントは、最後まで広がり続けた。
三宅氏「みんなを巻き込んでいく為に、ネットはすごくいいツールになっている。より全員が話し合いに参加できる為に、とても必要な技術だったと思うし、もうこれだけの人がついて来ている。これは新しい政治力なんで、それをしっかり組織化していこう。」
三宅氏が獲得した票は176970票。当選はならなかったものの比例代表で議席を獲得した政党では、当選圏内の得票だった。
東大名誉教授・御厨 貴氏「三宅氏は目線が有権者と同じで、しかも相手に訴えかけて、彼らを引き込んでいこうとする積極性があった。
それに比べ、他の政党の人はツールに使われただけで、それで結局感動を呼ばなかった。
最後、これだけの人数の人が参加するというのはすごい事。キャラが立っているし、ひと昔前のシンガーソングライター的な感じで、古い世代にも新しい世代にも受けるすごい掘り起こしをしたと思う。」
静岡大学准教授・佐藤 哲也氏「三宅氏の持っているメッセージ、あるいはライフスタイルというかパーソナリティみたいなものがうまく調和して、特にネットを中心に使っている若い人に伝わったんだと思う。
それがより人々の共感を生み、繋がっていった。
今までどうしても政治というと、利益や政策を中心に考えていこうというものがあったが、今回三宅氏の取り組みを見ていると、共感というか感情に訴える部分がかなりあった。
それが成功に繋がった理由ではないか。」
ツイッターの分析と共に、ネット上の様々な動きを見続けてきたが、その中で最も目立った存在が三宅洋平氏だった。
三宅氏のツイッター分析の結果
選挙期間中に三宅氏が投稿した選挙関連のツイートは、978件。一日あたり50件以上で候補者全体の平均の約5倍。
また、投稿を他の人が紹介するリツイートの件数は34021件で、これは全ての候補者や党首の中で最も多い。
投稿1件あたりどれだけリツイートされたかの拡散力でみると、34.8となり三宅氏のツイートは、平均30回以上紹介されていた事になる。
こうした拡散がさらに関心を呼び、三宅氏のフォロワーは選挙期間中18000から36000へと倍増した。
三宅氏はこうしたネットの特性を活かし、多くの人にメッセージを届けていた事がデータから分かる。
佐藤氏「戦略的にリアルなフェスのような活動と、ネットでの活動をうまく融合させたのと、ビジュアルイメージを大変重視した選挙戦をやり、映像のクオリティが非常に高かったのも大きな要因。
それ以上に、三宅氏の政治に対する態度は、既存の大手政党がどうしても酔っている日本の政治文化みたいなものを大きく揺さぶっている。
また、若い人たちはそんな政治を求めてはいないという事をうまく形にした所があって、そうしたメッセージが若い人に受け入れられたのではないか。」
しかし全体的な結果として、今回の選挙は、投票率も低くネット選挙の影響はあまりないものに終わった。
三宅氏のような共感を呼ぶようなつぶやきができる候補者が少なく、ツイッターの中身が告知やお知らせに終始していた事も、原因のひとつかも知れない。
★★★まとめ終わり★★★
三宅洋平さんの支持者がこんなにも増えたのは、ネットの影響力もあるけれど、何と言っても彼の人間性による所が大きいです。
彼が話し始めたら、最後まで聞かないではいられなくなってしまうような不思議な吸引力があります。
今までの政治家にないものを彼は持っているのだと思います。
彼の根底にあるのは「愛」だと、誰もが自然に感じ取れてしまうのです。
私たちと目線が同じなので、彼とならば、一緒に何かをやっていけると思えるのです。
三宅さんは、一緒に歩くために私たちが必要としていた存在だったのです。
三宅さんをネット力によって知る事が出来たことに感謝いたします。