大ピラミッドの秘密の部屋

昨年末、世界最大のクフ王の大ピラミッドに謎の巨大空間が透視されたことが話題になりました。




以前から、ピラミッド内部には空間が沢山ある事が言われていましたが、その内部構造を最先端技術を使って調べる事に成功したのでした。



これは、国際プロジェクト「スキャンピラミッド計画」というもので、その成果は、11月2日付けの科学雑誌「ネイチャー」電子版に発表されました。



ピラミッド内部にある「女王の間」に機材を設置し、宇宙から飛来する素粒子の一つ「ミュー粒子」を観測した結果、ピラミッドの中心部「大回廊」の真上に全長30メートル以上で航空機の胴体ほどの空間が見つかったのです。



このミュー粒子は、岩などの物質を突き抜ける性質があり、それを利用してレントゲン撮影のように内部構造を透視できるのです。



この空間が水平なのか傾斜しているのかはまだ分かっておらず、ふたつ以上の小さなスペースがつながっている可能性もあるそうです。




もし、空間が斜めだとすると、もう一つ上に続く大回廊があるような感じです。

玄室（王の間）は東寄りにあるものが見つかっていますが、西寄りにもあるはずで、さらに上にももう一つあるのではないかと噂されています。

とにかく、ギザのピラミッドには謎が多いのです。

3つのピラミッドはナイル川を天の川と見立てると、オリオン座の三つ星と同じ位置関係になるそうです。



これはベルギーの建設技師ロバート・ボヴァールが発見しました。

真南の空でオリオン座の三つ星と、ギザの3大ピラミッドが、相似形だったのは今から1万2500年前の頃。

さらに、ライオンの大スフィンクスは、1万2500年の春分の日に真東から獅子座が昇ってくる方向に合わせて作られていると言います。

ピラミッドの4辺は、東西南北の方位に驚くほど正確に建てられており、4辺の長さは約230メートルで、誤差は最大で20センチしかありません。

さらに、大ピラミッドは地球の北半球の4万3200分の1の縮図になっているそうで、そうなると建造者たちは地球の歳差運動についても知っていたことになります。

歳差運動というのは地球の自転軸が円を描いて振れることから起こり、春分の日に真東にのぼる星座は、円周360度の1度分移動するのにほぼ72年かかるのです。

こんな高度な天文知識を、古代の人々は熟知していたことになります。



また、19世紀のフランス人考古学者オーギュスト・マリエットによってギザで発見され、現在カイロ博物館にあるインベントリー石碑には、こんな不思議な事が書かれていると言います。

「ピラミッドは『ピラミッドの女王』女神イシスに捧げられたものであり、スフィンクスも大ピラミッドも、クフ王が王位につくはるか昔から存在していた。

クフ王の墓は、東側の脇にある3つの補助的建造物の一つがそれである。」

ピラミッドが1万2500年前に建てられたという説と一致しているようです。

3つのピラミッドには、碑文や装飾が全くないばかりか、ファラオを賛えるような言葉も一つも書かれていないのです。

なので、大ピラミッドはファラオの王墓ではない事が分かります。

ピラミッド 5000年の嘘（一部）









ピラミッドはオリオン座ですが、アンコールワットはりゅう座が関係しています。

☆アンコールワットとりゅう座の関係

また、「ウェストカー・パピルス」というクフ王が9人の息子たちから話を聞くという物語にもこんな言葉が載っているそうです。

「クフ王は知恵の神トト神の聖なる秘密の部屋を探し求めた。自らのピラミッドに同じものを作るために。知恵の神トト神の聖なる秘密の部屋とは、いったい何なのか。それは、大ピラミッドの中に隠された魔法の部屋である」。

これから、ピラミッドの内部から色々なものが見つかって行くのでしょうか。

私も何か思い出すかな？？

☆ピラミッドの空間へ入る暗号

古代エジプトの叡知に触れる旅の始まりです。。