昨日からの続きです。
『私、乳がん。夫、肺がん。30代で同時にがん宣告を受けた夫婦の闘病記』
2013-02-22
私には夢があります~余命宣告を受けて~
先日余命宣告を受けて、私の中で様々な変化がありました。
同じものを見ても、宣告を受ける前と同じ感覚では受け取れなかったり、新しい考え方・感じ方をするようになりました。
そんな中先日、幼い子供がいる母親が癌になり、余命宣告を受けるというドラマのシーンを見ました。
彼女の反応はというと…すんなり「半年の命」という宣告を受け入れるのです。
「ああ…そうなんだ…あと半年か…。ごめんね、これから1人でもっともっと大変になっちゃうね」と夫に告げるのです。
ちょっと待て!そんなにすんなり諦めるの!?
私はドラマの中の彼女につっこんでいました。
そして思い出したのです。
そういえば今まで何度かこういう感じのドラマや映画を見たことがあるけれど、みんな余命を宣告されるとすんなりと受け入れて身辺を整理したり家族に手紙を書いたり、やり残したことをやったりして最後は亡くなる。
確かに最後は亡くなった方がドラマとしては感動的でしめやすいのかもしれないけれど、私はちょっと抵抗感というか違和感が押し寄せてきた。
世の中にはこういう人もいるのかもしれないけれど、そうじゃなくもっと命を諦めず頑張る人もたくさんいるはず。
その結果、余命宣告なんかぶっとばして元気に長く生きてる人、病気を完治させてしまう人だっている。
そういう話はどうしてドラマや映画にならないんだろう?
そういう話がノンフィクション、または事実を元にしたフィクションで作られたら、癌闘病中の人たちにとってどれだけの希望になるだろう。
そう思った。
私は今、癌闘病中です。そして、夫も癌闘病中です。
夫婦が若くして同時に癌闘病するなんてことはかなり珍しいケースではないかと自分たちでも思っています。
そんな私たちが見事2人そろって癌を克服して元気に生きていけば、そんな人がいるんだ!と知った癌闘病中の人の希望になりはしないか。そう思うんです。
今の私の夢は、夫婦2人で癌を克服して、その物語をたくさんの癌闘病中の人たちに知ってもらう事です。
まだ自分の命も危ぶまれているというのにいささか気が早い夢ではありますが、私はこの夢を絶対に叶えたいのです。
まずは、愛する家族のため、自分のために。
そして元気になれたら同病で苦しんでいる人のために何かできる人になりたいのです。
そう思ったら、ブログももっとたくさんの人に読んでもらいたいという気持ちが強くなりました。
そこで早速ランキングに参加してみようという気になり、登録してみました。
よかったら応援よろしくお願いしますm(_ _)m
2013-02-23
夫、セカンドラインの薬剤選択に悩む
夫は現在、カルボプラチン+アリムタで治療をしている。
当初予定していた6クールが先日で終了し、次回からどうするかを相談することになった。
つい最近まではアリムタ単剤でしばらく続けるという線が濃厚だったのだが、ここにきて腫瘍マーカーが上昇してしまい、現在の薬剤がまだ効いているかどうかが微妙という話になってしまったのだ。
薬剤変更となると、次に来るのは通常パクリタキセル。
だがしかし、夫はパクリタキセルを受けるわけにはいかないのだという。
何故かというと、夫の仕事は手先を使う技術職。パクリタキセルの副作用には手足のしびれがある。そうなると仕事にならないからだめだというのだ。
パクリがだめとなると、シスプラチンになる。
シスプラチンは吐き気の副作用がかなり強い薬剤と言われている。
が、夫は吐き気がしても仕事はできるが指先がしびれたら仕事ができないから、やるとしたらシスプラチンかなと
言っている。
本当は、今の薬剤がまだちゃんと効いてくれているのがベストなんだけど…心配です。
来週、CTを撮って血液検査の結果と合わせて今の薬剤が効いているかどうかの評価をして、今後の事を決めるので、私も一緒に話を聴きに行く予定です。
どうかどうか、今の薬剤が効いてくれていますように。
2013-02-25
いいのか悪いのか
少し前から右脇の部分に直径1センチ弱の腫瘍ができていて、こいつがたびたび浸出液垂れ流しになったり、出血しまくりだったりで、日常のケアにてこずっていた。
その話を看護師さんにしたら、傷に張り付かない厚手のガーゼを紹介されて、お試しで使えるように少し分けていただいた。
使ってみたらとてもよい使用感で、お試し分もそこそこに量があったので、しばらく使っていたのだけどいよいよなくなりそうになり、看護師さんにどこで購入すればよいかを聞いた。
すると、インターネットのサイトをプリントアウトしたものをくれて、ここで注文してくださいと言われたのだが、少量ずつという注文ができず、20㎝×30㎝が25枚とか、そういう単位。
けどいずれ使うものだし、腐るものじゃなしと思い注文。
あれから数日、注文の品が届いた。
…が、しかし。
必要なくなってしまった!!!
腫瘍があれよあれよという間に小さくなって、出血も浸出液もピタッと止まってしまったのである。
こーんなにたっぷりのガーゼ(5500円相当)どうすんの??
いいんだか、悪いんだか。
けど、これを使わずにすんでお金損したよ~って言える方がやっぱりいいんだよね。
これからもずっと良くなり続けて、買って損した~って言いたいわo(^-^)o
2013-02-26
久しぶりのお楽しみ&キネシオロジーで断捨離
今日は2ヶ月ぶりに大好きな友人たちが遊びに来てくれました(*^▽^*)
お互いの都合が合わなかったこともあるけれど、何より私自身が年末から胸の痛みに翻弄され続けて、体調が不安定だったので、誰かと会ったりする余裕がなかったので、気づくと2ヶ月も経っていました。
私がこの病気になってからも、以前と変わらずに、けど何か私の病気に良いものがあれば…と一生懸命になってくれるかけがえのない大事な友達です。
そんな友達と過ごす久しぶりの時間は本当に本当に楽しくて、時間がいくらあっても足りないと思う位なのでした。
免疫力、相当上がったと思うよ~o(^▽^)o
本当にありがとう!!
そして、キネシオロジーで断捨離。
まずはキネシオロジーってなんぞや?という方も多いかと思います。
かなり端折って簡単に説明すると、筋肉反射テストという方法を使って、無意識の情報を聞き出したり体に合うもの・合わないものを判別していくことができるもの。
で、今日遊びに来てくれた友達のうちの1人のキネシオロジストさんに、服の断捨離を手伝っていただきました。
いる服、いらない服、いらない中でも売る服、捨てる服。
どんどん反射をとっていくと、新品の服とかお気に入りの服とかどんどん
いらないカテゴリーに仕分けされていく(笑)
これでも見てもらう前に随分自力でたくさん捨てたんだけどなぁ…
どうも「いらない」に仕分けされた服を見ると、いかにも「今までの私」らしい服ばかり。
どうしてこんなことになったのかを反射で確認してみると、どうも今は「生まれ変わる」というテーマがあるらしく。
だから、イメチェン。今までのイメージの服、いらん!!
しかも今までの服は化繊もののヒラヒラの服が多かったけど、どうも綿とか麻とか優しい素材で長く着られそうなものが良さそうとか。
イメージとしては森ガールみたいな感じか?
あんなにお気に入りの服ばかりいらないと言われて驚いたけど、生まれ変わる、イメチェン、と言われるとなんとなくしっくりきたというかわかるような気がした。
今、そういうの目指す時期なのかなと。
病気を克服した時には別の私に生まれ変わるような気持ちになるだろうな、というか生まれ変わるような気で克服しよう、と思ってたから。
な~んて納得したようなことを言いつつ、新品の服やお気に入りすぎる服は結局捨てられず保留にして「もう1シーズンだけ待ってくれ~」と猶予を懇願した私(笑)
人に手伝ってもらっても、なかなか一気に物は捨てられない。
断捨離って、ホント難しいです(;^_^A
2013-03-05
無理がきかないカラダ
この病気になってからというもの、以前に増して全く無理がきかない私のカラダ。
断捨離やら確定申告作業やらちょっとずつ疲れがたまっていたんだろうな。
まだいける、もうちょいなら頑張れる。そう思っているうちに限界に達してダウンしてしまう。もう、何回繰り返しただろう?
そんなわけで今回もやっちまって、先週木曜の夜から今まで発熱で寝込んでおります(T_T)
けど、やっとコメント返しやブログ書き込みする気力が戻ってきたから、回復は近いかなo(^-^)o
PCに向かう元気はまだないけど…(この記事も携帯からアップしてます)
元々体力ない私は、病気になってさらにダウンまでの限界値が下がってしまい、ダウンの一歩手前で休もうと思ってたらなんもできないじゃん!と思ってしまい、ついついやり過ぎてしまうようです。
しかし、そのちょっとした無理のせいで、4日も5日も寝込んでいたらそっちのが余計色々悪いわ~と、さすがに学習してきたので、今度からは自分が思う限界の二歩手前位で休もうと決めました。
ホントにちょっとずつしかできないけど、それが今の自分なんだと受け入れます。
今は無理をすべき時ではなく、休んで心身をしっかり癒す事が大事なんですよね。
もどかしいけど、ちゃんと、もっと、自分のカラダ、大事にしなきゃと思った私なのでした。
2013-03-06
今日は病院ザンマイ
毎週水曜日は忙しい。
朝一で夫と一緒に温熱療法受けて、昼一で抗がん剤治療。
8時前に家を出て、帰宅はいつも夕飯前です。
やっと熱も下がったので治療が受けられます(^O^)
回復まで長かったなぁ~(^_^;)
いつも水曜日はこんな感じで過ごし、木曜は私だけ朝一温熱療法。
(水曜は右、木曜は左の乳を治療しています)
金曜は高濃度ビタミンC療法。
この他に歯医者も入ってくるので病院通いだけでも忙しい。
どこにも出掛けず家で1日ゆっくりという日は意外な程少ないです。
体がしんどくてゆっくりしたいのに治療で忙しいってなんだか矛盾してますね(^_^;)
では今日も1日がんばってきます!
2013-03-07
迫り来る恐怖
何が迫り来るって、そりゃあ例のアレですよ。
確定申告。
もう、来週末に期限が迫っておりまして。
無理がたたって1週間近く寝込んでしまった為に大幅に予定が狂ってしまって、もう泣きそうです(T_T)←もう泣いてる(笑)
そんなわけで、確定申告終わるまでしばらくブログ更新が減ったりコメント返しが遅くなったりすると思いますが、「きっと今頃芽生は必死の形相で領収証や通帳の山と戦っているに違いない」と、温かく見守っていただけるとうれしいです(^_^;)
2013-03-08
ただいま高濃度ビタミンC点滴中
今日は毎週金曜日恒例のビタミンC点滴に来ています。
高濃度ビタミンC点滴療法とは、ざっくり簡単に説明すると、ビタミンCの血中濃度を一定の値以上にする事で、正常細胞に全く影響を与えずに癌細胞だけを選択的に攻撃してくれるというものです。
副作用は特になく、美肌になれる・風邪やウイルスに強くなるなどうれしいおまけもついています(*^o^*)
ただ私は血管がとても細く、点滴するにもルートが中々とれなくて何度も針を刺し直しされる事があって大変。
今日は最高記録を更新し、三度失敗され四度目手首から刺してようやく成功。
失敗された所はめっちゃ痛むし、もう今日はやめて帰りますと言おうかと思うくらいでございました(T_T)
時間もすっかりおしてしまい、10時に予約してたのに点滴始まったの11時過ぎ(>_<)
時間がもったいない!
でも、焦っても仕方ないですね。
はぁ…血管太い人がうらやましい今日この頃です(T_T)
追記
手首からの点滴は血管痛がいつもひどいので、ホットパックで温めながらやっていたんだけど、パックに圧迫される事で点滴が落ちてきていないと言われて、パックを軽いタオルに変えてもらうことに。
が、そのタオルを看護師さんが雑においたもんだから針が中でずれて漏れちゃって激痛!!
もうこれ以上の刺し直しも痛みもごめんだったので「今日はもう帰ります」と告げて帰宅する事に。
ガックリです(ToT)
2013-03-16
確定申告終了
まさに、期限ギリギリ。15日に確定申告が無事終了しました~≧(´▽`)≦
提出直前にデータチェックしてたら、色々と間違いやすっぽ抜けが出てきて、あわてて修正して、やっとe-taxで送信…!と思ったら、暗証番号をド忘れ!!!!!(((゜д゜;)))
暗証番号が違います。暗証番号が違います。
無情に表示され続けるこのメッセージ…
ついに、「1日で暗証番号間違いできる回数の上限を超えた」ため、ログイン不可に。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
こんなアホなことを期限ギリギリになってやっていた私。
結局、現在の暗証番号はわからずじまいだったものの(笑)現在の1つ前の暗証番号をメモしたものが出てきて、そこから暗証番号変更の手続きをとることができたので、何とか無事送信することができました。
教訓:大事な暗証番号は、きちんとメモしておきましょう。(当たり前か…)
確定申告を無事終えて、ぐっすり眠って起きてきた今朝の私の顔は、ここ数日の顔とは別人のようにすっきりして元気そうだったらしい。(夫談)
「病は気からというけれど、本当だね。よほど確定申告が嫌で大変だった
んだね。お疲れ様。」とのお言葉をいただきました。
やはり精神状態とカラダの状態は密接に関係しているのですね…
★★★★<8に続きます>★★★★★
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『ママとパパが生きる理由』元ブログ 7
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