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『ママとパパが生きる理由』元ブログ公開 3

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昨日の富士山は息をのむ美しさでした。

photo:01

忍野八海のライブカメラより

さて、昨日の記事からの続きです。期間限定でお伝えしています。

亡くなられたお二人の想いが詰まったご本も出ています。

私、乳がん。夫、肺がん。39歳、夫婦で余命宣告。 私は”私の命”をあきらめない/大和出版

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★★★★★★★★★★★★★★★★★

『私、乳がん。夫、肺がん。30代で同時にがん宣告を受けた夫婦の闘病記』

2012-10-09
がんを告知されて真っ先に思ったこと

連休中から引きずっている風邪がなかなかすっきりせず、未だ微熱と平熱をいったりきたり。

ですが、少しずつでも回復方向へ向かってはいるようなのでゆっくり過ごして無理をしないようにしたいと思います。

さて、タイトルの件ですが。

がんだと告知を受けて、真っ先に思い浮かんだことって結構その人の根本的な思考パターンが現れるのではないかと思います。

なんせ、がんだと言われれば辛い治療・高額な医療費・そしてなにより命の危険。

色んな障害が一度に襲い掛かってくる病。それががんです。

そんな切羽詰まった状況にいきなり追い込まれた時、人は何を思うのか?

私の場合は「どうしよう。みんなに迷惑をかけてしまう。お荷物になってしまう」でした。

本当に、自分の命の心配より何より、自分が役立たずのお荷物になってしまうことを恐れる気持ちが一番に出てきたのです。

下手に生き延びようものなら、延々と高額な医療費を払い続けなくてはならなくなる。

健康を損なえば家事育児も思うようにいかなくなり、人に迷惑をかけるだけの人間になってしまう。

生きていていいのだろうか?
みんな、ごめんなさい。
こんなことになって、ごめんなさい。

こんな思いでいっぱいでした。

そして、一通り知らせる人には知らせて、自分の気持ちも落ち着いてきたころ、告知直後に思ったことを改めて思い出し考えてみて、私がこの病気になった要因の1つはこういうものの考え方なのではないだろうか?と思ったのです。

自分のことを、全く大事にしていない。それどころか蔑ろにしている、こんな考え方でずっと生きていたんだ。

これはだめだ、と気づきました。

がんという病気はまだまだ未知の部分がたくさんあるけれど、食生活や生活習慣、性格、ストレスなど様々な要素が重なって発病するのだろうと私は思っています。

だから、自分の今までの生き方を総合的に振り返って、今までとは違う、心にも体にも優しい生き方に変えていくことで、きっとこの病気を克服できると信じて毎日を過ごしています。

2012-10-10
抗がん剤治療中の風邪

うかつにも風邪をひいてしまった私。

いつもなら気合いで治すのだが(笑)今回ばかりはそんなわけにもいかない。

なんせいつもより白血球部隊が少数になっている。無茶するわけにはいかない。

さて、病院で薬もらってこようと思ったのだけど、よく考えたら抗がん剤治療中って普通に近所の町医者に黙ってかかっていいものなのか?

ちょいとネットで検索。

「うちじゃ責任持てないといわれ診療拒否された」

「片道一時間かけてがん治療してる病院で診てもらった」

…マジですか?

とりあえず〇大に電話。事情を話すと、やはりこちらへ受診にこれませんかと言われた。

が、〇大まで行く労力考えたら、家で寝てた方が治りそうな程度の症状なんですと言ったら、抗がん剤治療中だと言って近所の病院にかかっていいですよと言ってもらえた。

さて、あとは近所の病院に診療拒否されないことを祈りつつ病院へ。

しかし、そんな心配は徒労に終わった(笑)

私「抗がん剤治療中なんですけど」

医者「あ~そう。今なんか薬飲んでる?」

私「飲んでません」

医者「じゃ、いつもの薬出しときます」

実にあっさりいつも通りの薬が処方され終了。ユルすぎるぜ近所の病院( ̄∀ ̄)

そんなわけで無事薬をゲットし、自宅で静養中の私。

眠るたびに尋常じゃない汗をかき、今日1日でパジャマ3着目(^_^;)

少数精鋭部隊の白血球くん達ががんばってくれてるようです(^_^)v

2012-10-11
入院中は、笑えない

入院中の夫。

日に何度か電話をし、メールのやり取りもしている。週末には外泊許可を取って帰ってくることも多い。

が、今月22日に退院を控え、先週末は抗がん剤治療直後で外泊できず、今週末は白血球の値が下がる時期なのでこれまた外泊は難しく。

来週末はというと、もはや退院直前なのでこれまた外泊というのもどうかといった感じで、しばらく会えない日々が続いていくことになる。

先月は私が平日日中に1人でお見舞いにいったり、夫が帰って来られない週末は子供たちを連れてみんなでお見舞いに行ったりしていたのだが、今月はうまくいかず。

先週末は私も上の娘も風邪がひどくてお見舞いに行けず。

今週末は、どうかな…上の娘は大丈夫そうだけど、私の風邪がなかなか治らないからな。

白血球の値が下がってるであろう夫に風邪をうつしたら大変。週末までに治ってくれるといいんだけど…

そんなこんなでしばらく私たち家族と会っていない夫。

電話で私や娘と話しているときは楽しそうだけど、さすがにしばらく笑ってないな~という夫。

自宅にいるときは私と娘たちを見てるだけでウケるのに(←ウケるってどういう意味よ(笑))笑うネタもないもんな~と。

そこで、上の娘と下の娘、それぞれ携帯で動画を撮り、夫へ送信。

わずか15秒ずつの動画だけど、これみて笑って、なごんでね。

笑顔、笑いで免疫力アップしてね~!

長引く風邪をなんとかしたい

さすが抗がん剤治療中だけあって、風邪ひいたらまぁ治らない。

びっくりするくらい回復がスローペースです。ちょっとでも無理したらすぐぶりかえすし。

なんだか身体は熱を出したがっているのに、熱を出し切れなくていつまでもだるくて治らない感じ。

私のカラダも非常に頑張ってくれている様子なのだけど、若干戦闘人員が不足している模様。

カラダがえらく冷えているのも要因の一つかと、足湯をしてみた。

差し湯をしながら、気付くと30分以上つかってた。だって、全然カラダがあったまらないんだもん。

30分たってやっと少し汗が出たかな~という感じでした。

でも、カラダにはちょっと爽やかな感覚が訪れ、なんとなくだけど効果はあったかな~(^_^)v

風邪が治るまで、しばらく続けてみようかなと思います。

2012-10-12
足湯効果か!?

ずっと微熱があり、体が熱を出しきれてないイヤな感じが続いていたのが今朝起きたらかなりすっきり。

体温計ってみたら…なんと35度6分!!!

…下がりすぎです(^_^;)

熱が続いて、ガクッと平熱以下に下がった時が回復の要で、ここでしっかり体を休めないとぶり返す可能性が大。

ついつい動き回りたくなる衝動を抑え、今日1日ゆっくり休んで完治目指します(^_^)v

娘の祈りと私の心

以前もこのブログで、娘が様々な場面でパパとママの病気が早く治りますようにと祈ってくれてると書きましたが、今日はこの話の続きです。

娘はパパとママの事を祈ったあとに、世界中の苦しい人がみんな元気で幸せになるようにと祈っているそうです。

「私が知らない人もみんな元気で幸せだったらいいなって思うの」娘はそう言っていました。

私は夫と自分の病気にばかり気持ちが向いていて、少し恥ずかしくなりました。

娘に大事な事を教わった気がしています。

どんな人もまずは自分と愛する家族の事を考え祈るのは当たり前だとは思います。

でも、その先に世界中の全ての人が幸せであるように祈れる心を持っていたい。

そう思わされました。

2012-10-13
やっと自分を好きになれたと思っていたのに

今日の話はちょっと暗いです。

私は幼い頃から、自分が好きではありませんでした。

その気持ちは、思春期を迎える頃にはより強くなり、好きじゃないから嫌いへと変わっていきました。

ずっとずっと、自分が嫌いでした。

生きる気力も薄く、生ける屍のように日々を過ごしていました。

10代の頃は、人生に希望が見い出せず、長生きしたくないと思っていました。

自分は40歳まで生きたらもういいや、と思っていました。

20代の頃は、心身ともに疲れ果てていました。

その時、病気になって入院したいと思っていました。

その後結婚し、出産し、こんな自分のままではいけないと気付き自分を好きになれるよう、もっと楽に生きていけるようできる努力をしていこうと決心しました。

可愛い娘に、恥ずかしい生き方をさらしたくない。

娘が母の生き様を見て、人生って楽しいものなんだと希望を持って生きていけるようにしたい。

そんな思いで過ごしてきました。

そしてやっと自分を好きと言えるようになったと思ったら。

今、がんという病気が私にやってきてしまって…

10代・20代で罰当たりなことを考えて生きてきた報いが今になってやってきたのか?

その頃の思考が今になって現実化してしまったのか?

色々考えてしまいました。

けれど、がんになって気づかされた自分の思考の偏りや不要な思い込みがたくさんありました。

自分で自分の首を絞めて苦しめているのに、それに気づいてすらいなかったという事実に気づきました。

自分を蔑ろにする思考回路はどこまでも深く潜んでいて、日々少しずつ気づいては修正して…の繰り返しです。

そんな私ですが、これでも自分の事を好きか?と聞かれたら「今の自分は好きです」といえそうです。

気づいたときから、人は変われる。

その努力をできている自分は、昔の後ろ向きだった自分とも違い、自分で自分を苦しめてる事に気付いていなかった自分とも違う。

がんにならなければ決して気づく事がなかったことが次々に押し寄せて来ています。

がんを患うという経験を、ただの辛い闘病だけで終わらせたくない。

せっかく、というのもおかしな言い方だけど(笑)せっかくがんを患うという貴重な経験をすることになったのだから、少しでも多くのことをこの経験から得ることができるようにしたいと思っています。

もうやらないって決めた!!

せっかく気付いた自分の良くないクセ。気付いたんだから、もうやめようo(^-^)o

自分の意にそわない事はもう、しないのだ。

イヤな事はちゃんと断るぞ。

相手を傷つけないために自分を傷つけたりガマンさせたり、もうしない。

涙がこぼれそうになったなら、ガマンしないで泣いちゃうぞ。

泣いたら相手を悲しませるとか、カッコ悪いとこ見せたくないとか、もう横に置いちゃおう。

他にもまだまだあるけれど、一度に全部は難しいからひとまずできそうなところから、がんばってみよう。

ちょっとだけ怖いけど。勇気を出して、やってみよう。

2012-10-15
がんにまつわる嘘~番外編~

過去3度にわたって「がんにまつわる嘘」について書いてきましたが、1つ夫が訴えていたことを書くの、忘れてたな~と(^▽^;)

私にも当てはまることだったので、番外編で書いてみることにしました。

それは・・・「がんになると痩せる」というやつ。

嘘でした(笑)

夫は懸命にダイエットに取り組んでいました。だけどちっとも痩せなくて。

そんな時、異変を感じて病院で検査検査の日々に突入したのですが…体重は全く変化なしでした。

夫はずっと言っていました。

「がんになったら痩せるっていうよね。がんについて調べても、症状に体重減少って書いてある。けど、俺全然痩せてないからがんじゃない」って。

けど、がんでした。

ちなみに私も体重の変化は全くありませんでした。食欲も普通だったし。

抗がん剤治療始めてからは、副作用で食欲が抑えられて少し痩せましたがそれも1~2kgの話。

夫は入院してヒジョーに健康的な食事を強制的に食べさせられ、これまた強制的に禁酒させられて、抗がん剤の副作用による食欲減退もあって、それでも劇的に体重が落ちたりはしていません。

というわけで、これはがんの進行度合いとか、どの臓器にできるのかにもよるのかもしれませんが、少なくとも私たち夫婦(乳がん・肺がん)は痩せなかったよ、というお知らせでした(^o^;)

感染こわい

だんだん色々な感染症が流行する季節が近づいて来ましたね。

うちの上の娘は感染症には強い方で、風邪もめったにひきません。(でも先日久々にひいて、しっかりうつされたけど(^_^;))

だけど、食物アレルギー&喘息持ちなので、何もなくても最低2ヶ月に一度は定期受診が必要。

そして季節の変わり目は喘息発作が出やすいので受診の機会が増える。

そんなわけで今日も受診してきました。

今までと違うのは、私の免疫力が落ちているという事。

絶対に何の菌にも感染したくないこの状況下で、菌のるつぼに突入…

感染、こわい(>_<) 一刻も早く帰りたい。

幸い娘は喘息発作も止まり回復との診断。

アレルギー性鼻炎のお薬が追加になったけど、これで気管支を刺激する要因が減ってくれればよし。

しかし闘病生活、思わぬ所に壁が立ちはだかるなぁ。

考えてみれば幼子二人いて、病院行かずにすむわけがない。

マスク着用・うがい・手洗い・気合い(笑)で乗り切るしかない。

母は頑張るよ!

2012-10-18
ヅラと帽子と三角巾

先日、抜け毛に耐えられずマルコメくんにしてしまった私。

おかげで外出時はヅラが手放せなくなったわけなのですが…

室内にいるときはヅラオンリーで何ら問題なく過ごせるのだけど、外出はヅラオンリーだと気が気じゃない。

何が気になるって、やっぱり風。

向かい風なんか吹こうものなら、不自然な生え際が丸出しに…

イヤーーーー!!!(/TДT)/

もうね、帽子が欠かせませんよ。

けど、帽子をかぶって出かけ、外出先の室内に入った時に帽子が暑くて脱ごうと思っても、何だかコワイ(>_<)

だって、帽子脱いだときにずれちゃったらどうしようとか、バサバサになった頭を手ですいて直すにしたって、不自然じゃないようにその場でささっと直せるのか?とか。

まぁ気になる、気になる。

そんな私ですが。

来月、上の娘の幼稚園で11月・12月生まれの子のお誕生会がありまして。

お誕生月の子の親は、お誕生会で園児全員分の食事とデザートを用意するという大役が待っているわけで。

調理の時に、三角巾着用が義務化されてるんですよね。

ヅラの上に、三角巾。

なんか、意味あるのか?コレ(笑)

かといって、マルコメでいくわけにもいかないので(笑)およそ9割方無意味と思われるヅラ+三角巾という仮装姿でお誕生会に挑むことに。

そんなこともこんなことも、気にしてるのは本人だけで、案外周りは誰も気にしてないどころか見てもいなかったりするものなんだろうけどね(^_^;)

2012-10-19
すこぶる順調♪

夫の退院日がだんだん近づいてきました。

入院中はわりとこまめに血液検査やレントゲンなど各種検査をしてくれていたのですが、先日またレントゲンを撮ったところ、腫瘍がほぼ目視で確認できないほどになっていたそうですv(^-^)v

あとは来週退院直前にCTを撮って、レントゲンに映らない部分の腫瘍がどうなっているかを確認してからにはなりますが、余程の状態になっていない限りは放射線治療も今日の照射で終了になりそうだということです。

入院し、治療を始めてから約2ヶ月。

当初懸念されていた出血や、血栓が飛ぶなどの大きなトラブルもなく、腫瘍も日に日に小さくなり、順調すぎるほどの経過をたどっています。

あとは退院後、調子に乗って元通りの生活に戻ったりしないように、心にも体にも優しい生活を心がけて、しっかり治していってほしいと思います。

でも、こんなに治療の効果が目に見えてわかるほどあって、本当に本当にうれしいです(*^▽^*)

2012-10-20
夫のお見舞い

もうあと少しで退院なのだけど、先月末以来2人の娘と夫は会えてなかったので、2人を連れてお見舞いに行ってきました。

本当は先週末や先々週末もお見舞いに行く予定だったのだけど、私や上の娘が風邪を引いていて行くことができずにいたので久しぶりの親子再会となりました(^∇^)

久しぶりと言っても3週間弱だけど、そんなに長く離れたことがないから、上の娘は相当寂しいのをがまんしていたので、今日パパに会いに行くよと言ったらすごくうれしそうにしていました。

パパに会えた娘はとってもうれしそう!

下の娘がパパのことを忘れていないか(笑)不安だったけど、ちゃんと覚えていたようで、ニコニコご機嫌にしてました♪

そんな久しぶりの夫の姿を見て…あれ?

なんか、いい男になってる!!

首のリンパの腫れがすっかり引いた上に、禁酒&病院食で強制ダイエット状態だったので、実に健康的に体重が落ちてすっきりしていたのです。

決して、やつれてるとか病的に痩せこけたとかではありません。至って顔色も良く、元気そう。

上の娘は帰るときにパパと別れるのが寂しくなってポロポロと泣き出してしまったけれど、パパに会えてよかったと言っていました。

あと少しでまた家族一緒に毎日過ごせるようになります。

今から夫の退院を家族みんなで心待ちにしています♪

2012-10-21
ピンチ(>_<)発熱中

風邪は治ったはずだったのに…

今日の午後、なんだか妙に体がだるくてお昼寝してたのだけど、目覚めたらなんか悪寒が…(>_<)

熱を計ると37.7度。参ったな~(T_T)

明日はFEC3回目の日なのに、こりゃ延期かな?

ここ数日、肉体的にも精神的にも疲れがたまっていたからそのせいなのかな…

熱があるわりには以外と辛くないんだけどな。食欲もあるし。

一晩で回復してくれたらいいな~(T_T)


★★★<4に続く>★★★★★★★★

幼い娘さんがご両親だけでなく、知らない人々の幸せの為に祈っている事に感動しました。

それから身体がなかなか温まらない事にも驚きました。

ブログから、本当にたくさんの事を学ばせて頂いております。ありがとうございます。

ペタしてね

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