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末期ガンで余命1年「ママが生きた証」

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昨日は18000ものアクセスがあり、中でも11時~12時の間に6000以上が集中していたので驚きました。

検索ワードを見ると、「小松美恵さん」「ママが生きた証」で私のブログに来られた方が1300件以上ありました。

その後テレビ録画を見て、ようやくその理由が判明しました。1月25日の「報道ステーション」で小松美恵さんの事を放送していたんですね。

photo:04


たくさんのみなさんがお越し下さったのは、こちらの記事です。

泣かずには読めない本「ママが生きた証」

司会の女性が泣き出してしまうという「報道ステーション」では珍しい場面もありました。

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この番組をご覧になった多くの方が美恵さんに共感し、ネットで情報を探されたのでしょう。

詳細は、前回の記事に書きましたが、そちらに載せていない事を今回ご紹介させて下さい。

美恵さんの場合、「ガンを治療しながら出産する」という日本では初めての方法が取られました。

それによって母体か赤ちゃん、どちらかの選択ではなく、ふたつの命を同時に守ることができたのです。

聖路加病院では、提携しているテキサスの病院とテレビ電話をつなぎ、美恵さんの治療に関しての会議を開いていました。

この会議こそが、美恵さんたちの命を救ったのです。

テレビ会議には、乳がんの世界的権威のリチャード・テリオル医師も参加していました。

photo:02


そして彼は「可能性はある。現場の医師・患者など全員がそうしたいと思っているかどうかだ。
そして、常に羊水の量をチェックする事が大事だ。」と伝えました。

それを受け聖路加病院では、ふたつの命を守る為、ガンの専門チームと出産の専門チームが密に連携しました。

こうして、日本で初めてとなる妊婦にハーセプチンを使った化学療法が行われたのでした。

ふたつの命を守る為の綱渡りのような治療の末、2010年12月3日「りょうがくん」が誕生しました。

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初めてのミルク。

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初めてのお風呂。

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美恵さんは母になった幸せを、どれだけ感じた事でしょう。

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9ヶ月後に天に召される日まで、ありったけの愛をりょうがくんに注いだ事でしょう。

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りょうがくんは美恵さんの「生きた証」。

しかし、医療チームの成長も美恵さんの「生きた証」になりました。

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美恵さんから学んだことが、同じような悩みを持つ方へと活かされるのです。

それも美恵さんが「生きた証」。

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りょうがくんは、先月3日に2歳になりました。

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幸せいっぱいに元気に育っていますね。

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でもいつか、何故自分にはお母さんがいないのかと気づく時がやって来ることでしょう。

お母さんからのビデオレターの意味、なぜお母さんがテレビの中で自分に語りかけてくるのかが分かる時がいつか訪れるでしょう。

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彼はどんな気持ちで、お母さんの想いを受け止めるでしょうか。それを想像するだけでせつなくなります。

すくすくと元気に育っているりょうがくんの事を、そばで微笑みながら見守っている美恵さんの姿が目に浮かびます。

美恵さんの生き方は、私たちに生きる希望と喜びを教えて下さいました。

感謝いたします。ありがとうございました。



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