2号機は、事実上の「合格証」を得たことになる。
2011年の東日本大震災で被災した原発では、日本原子力発電の東海第2(茨城県)に次いで2基目。東北電では初めて。
女川原発は東日本の原発の中で最も震災の震源に近く、最大で13メートルの津波が押し寄せた。
女川原発は東日本の原発の中で最も震災の震源に近く、最大で13メートルの津波が押し寄せた。
当時、14・8メートルの高台にあったため、東京電力福島第1原発のように津波で原子炉の冷却機能が失われることはなかったが、発電で発生した熱を冷やす海水を取り込むための取水路などを通じて、敷地内に海水が流入。
原子炉建屋の地下が浸水したほか、原子炉建屋の壁1130カ所にひびが入った。
東北電は再稼働に向け、13年12月に2号機の安全審査を申請。
東北電は再稼働に向け、13年12月に2号機の安全審査を申請。
想定する最大の地震の揺れ(基準地震動)を、震災前の580ガル(ガルは加速度の単位)から1000ガルに引き上げ耐震性を強化するなど、安全対策を実施してきた。
ただ、最大約23・1メートルと見込んだ津波に備えようと、海面からの高さ約29メートルの防潮堤建設に伴う地盤工事をした結果、敷地内に地下水がたまり液状化が起きやすくなるなど、複数の課題があった。
ただ、最大約23・1メートルと見込んだ津波に備えようと、海面からの高さ約29メートルの防潮堤建設に伴う地盤工事をした結果、敷地内に地下水がたまり液状化が起きやすくなるなど、複数の課題があった。
これらの解消に向け、対策工事の効果が十分あるか確認するのに時間がかかり、規制委の審査に6年かかった。
審査書案は今後、意見公募(パブリックコメント)などを経る。
審査書案は今後、意見公募(パブリックコメント)などを経る。
その後、規制委が審査書を正式に決定すれば、安全審査に合格したことになる。
合格すれば、東電福島第1原発と同じ「沸騰水型」としては、東電柏崎刈羽6、7号機(新潟県)、東海第2に続いて3例目。
再稼働は地元同意の上、対策工事が終わる見通しの20年度より後になる。
女川原発は、東北電力による最初の大規模原発で、1号機は、1984年に稼働してるが、制御棒トラブルが頻発したことなどから、2018年に廃炉が決定された。
再稼働容認となった2号機は、1995年稼働であるが、配管に減肉によって穴が開くトラブルが頻発しており、東北電力管理体制の信頼性は薄い。
もう一つの3号機は、2002年と比較的新しい。
1号機の外部電源が変圧器の故障の為使用不能となり、外部電源の復旧までの間、非常用ディーゼル発電機で11時間冷却を行った。
このことは、日本列島のような巨大地震多発地帯で、原子力発電所の耐震設計が、わずか500ガル程度と、経済性のみに配慮し、安全性を無視した軽薄な判断で建設されていることを如実に示した。
現実に、耐震設計を超える地震が起きて、多数の被害が出たが、東北大震災全体の被害が、あまりにも巨大であったため、あまり注目を受けることがないという電力側にとって不幸中の幸いの事象となったが、もし被害地域が限局的だったなら、今頃、女川原発の存在理由が失われているはずだ。
15時29分、最大津波が、女川原子力発電所工事用基準面に対して約13メートルの高さで到達。
地震で1メートルの地盤沈下があったものの直接の津波到達は無く、海岸線に最も近い2号機の原子炉建屋の地下3階が約2.5メートル・約1500立方メートルまで浸水、また3号機の冷却系に海水が侵入した。
わずか、1.8メートルの余裕で津波の直撃を免れたわけだが、三陸沿岸でも岩手県方面では、津波高20メートルに達した場所もあり、もしも、陸前高田や富岡に建設されていたなら、福島第一原発と同じメルトダウンが発生し、凄まじい巨大被害を引き起こしていたことは確実である。
<転載終わり>
これまで再稼働に合格したのは8原発の15基。うち再稼働した原発は、5原発9基⬇︎
●鹿児島県・川内原発1号機と2号機
●佐賀県・玄海原発3号機と4号機
●福井県・高浜原発3号機と4号機
●福井県・大飯原発3号機と4号機
●愛媛県・伊方原発3号機
この女川原発再稼働のニュースを耳に入れたのか、ローマ教皇は帰国の飛行機の中で、訪日中の発言よりも、さらに強い言葉で原子力エネルギー政策の見直しを全世界に訴えていました。
25日に福島第一原発事故の避難者らと都内で面会した際には「安全が保障されない限り、核エネルギーは使うべきではない。将来のエネルギー源について、勇気ある重大な決断が必要だ。」と語っていた教皇。
さらに、機内では「個人的な考え」としながらも教皇は「原発は数十年おきに事故を起こし、甚大な被害をもたらしている。核エネルギーには議論があるが、いまだに安全性が保障されておらず、限界がある。安全が完全に保証されない限り、原子力エネルギーは使うべきではない。」と、より強い言葉を使って原発のあり方に踏み込んだ発言をされていました。
ローマ教皇は、核の抑止力さえも違法だと断言し、核の平和利用すら戒めているのです。
この平和と脱原発宣言は、世界で唯一の被爆国であり、原発事故までもを経験した我が国こそが、世界に向けて発信すべきメッセージだったのではないでしょうか。
ローマ教皇との会談で安倍総理大臣は「日本とバチカンは平和、核なき世界の実現、貧困の撲滅、そして、人権や環境などを重視するパートナーだ。今回の訪日を契機としてバチカンとの協力をさらに拡大していきたい」と述べています。
その舌の根も乾かないうちに、女川原発再稼働の話ですか?
言っている事と、やっている事のあまりのギャップに驚きます。
みなさんも、薄々感じていると思いますが、今後地球は、これまでの穏やかな環境ではなくなって行きます。
その時に、原発を稼働させている事がどんなに危険なことか、分かっているのでしょうか。
原発は、住宅メーカーよりも弱いのです。
早く、全ての原発を廃炉にしていかなければ、日本に住む場所はなくなります。
もしかして、ローマ教皇はその事が分かっていて日本に急ぎ来たのでしょうか。
再稼働なんて、とんでもありません。
皆んなの力を合わせて絶対に阻止しましょう。
以下の5つのうち一つでも「ノー」と言えば原発は止まります!
①原子力規制委員会
②内閣総理大臣
③地元県知事
④地元市町村長
⑤裁判所
原子力規制委員会にパブリックコメントを出しましょう。
パブリックコメント (〆切 12月27日まで)
宮城県の村井県知事は、原発推進派ですが、皆んなで、県知事さんや市長・町長さんらに、心に訴えるメッセージを出しましょう。
それから、原発事故後、初めて大飯原発の運転差し止めを命じた元裁判長の講演会を主催します。
福島原発の4号機が、事故当時どんなに危険な状態にあったか、その奇跡の展開も語られます。
是非、みなさんお誘い合わせていらして下さいね!!
12月16日(月)
◆ 開場 14時〜
◆ 開演 14時半
◆ 終演 16時半
会場 千代田区立内幸町ホール
参加費 3,000円
定員 約180席
お申込みはこちら⬇︎
☆アメブロメッセージでも、コメントからでもお申込み承ります。
たくさんの方々のご来場、お待ち申し上げております。