鳩山内閣に希望を持っていた民主党も、野田内閣の時に失望に変わりました。
もしも、菅直人氏が今も政権を握っていてくれたら、原発は再稼働しなくて済んだのではないかと残念に思っています。
やはり、菅直人氏が降ろされたのは、安倍氏が絡んでいたのですね。
菅直人氏のアメブロから転載します。
ネットを利用した安倍晋三総理の巧妙な名誉毀損
ネットを利用し、嘘の情報を流すことで安倍晋三氏は私と民主党に対する重大な名誉毀損行為を行い、訂正の要求に応じないことで今も名誉毀損行為を続けている。
選挙戦を戦っていて、 多くの人の間でいったん定着した誤解を解く事がいかにむつかしいかを痛感している。
福島原発事故で、当時の菅総理が海水注入を止めたためメルトダウンを引き起こし、福島原発事故がひどくなったという今も広く信じられている誤解。
この嘘の情報を最初にネット上に発表したのが2011年5月20日付けの安倍晋三氏のメルマガ。
安倍氏のメルマガ内容
この総理経験者のメルマガ情報を翌日の読売新聞と産經新聞が大々的に取り上げた。
さらに何度も国会で同趣旨の質問を自民党議員が繰り返すことでマスコミに取り上げさせた。
そして、6月2日に提出された菅内閣不信任案の理由の一つとされた。敵ながらあっぱれとでもいうべき見事な一連の情報操作だ。
その後海水注入は停止されていなかったことが故吉田所長自らの発言で明らかになったが、そのことは一般の人にまで伝わらず、菅総理が海水注入を止めて、メルトダウンが起きたという誤解だけが広く今日まで残っている。
安倍氏と自民党のこうした一連の行為は私個人に対するだけでなく、民主党に対しても重大な名誉毀損に当たる。
誤解を解くためには安倍晋三氏に誤りを認めさせて、謝罪させる必要がある。
安倍氏の発表がネット上のメルマガであったので、私もネット上でこれまで何度も誤りを認めて訂正と謝罪をするよう求めてきた。
しかし、一切の反応はない。ネット選挙が解禁された中で、ネットを利用して嘘の情報を選挙開始前に流しておいて、それを訂正しないという事は選挙の公平性からも許されない行為だ。
しかもそれを行ったのが当時でも総理経験者で今再び総理の座に在る安倍晋三氏本人となればなおさらのことだ。
ネット選挙解禁を強力に進めた安倍総理の責任は重い。週明けまで安倍総理から何らかの反応がない場合には名誉毀損を正す他の手段を検討せざるを得ない。
海水注入時の経緯
<転載終わり>
菅氏を失墜させるべく、デマを流したのは安倍晋三サイドだったのです。
カレイドスコープさんも以下のように書いています。
安倍氏は、混乱に乗じて当時の政権に対して、ネガティブな印象付けをやっていたのです。
北半球が壊滅するかもしれない、というときに。
その同じ男の内閣が、再び法令違反を繰り返して、全国の原発を再稼動させようとしているのです。
現場の作業を邪魔したのは、活断層の真上に原発を造り続けてきた自民党の安倍晋三のような国会議員たちだったのです。なんと恐ろしい人間たちなのか。
その後、不思議な偶然がいくつか重なって、カタストロフィー寸前でのところで食い止めることができました。
この間、報道陣は完全にシャットアウトでしたが、吉田前所長の独断で、二人だけ部外者を構内に入れて、細かく案内しています。
ひとりは、浪速のジャーナリスト、今西憲之氏。もうひとりはシンクタンクの青山繁晴氏です。
吉田前所長は、「どうか、この福島第一原発事故の真相を広く世間に公表してください」と祈りを込めるように、この二人に自分の思いを託したのです。
だから、この時点で既に死を悟っていたのです。
吉田所長を偲ぶ
<転載終わり>
吉田所長さんの事を偲ぶ動画の中で、東京電力の人間は、安全な東京にいて好き勝手な指示をしてくる中、福島第一原発内部で働く人々について、青山氏が語っていました。
…いちばん若い人は19歳で、いちばん年配の方は67歳だった。
「定年になったけれど、吉田さんが頑張っているなら、日本のために頑張っているならと思ってここにやってきた。」と、その67歳の人は言っていた。
そして、最年少の19歳の青年は、自らを暴力団関係者だと名乗りながら、こう言った。
「高校中退してから、ずっと曲がった人生をやってきた。
俺は組の手配でここに来たけど、来てから人生変わった。吉田さんを始めとして、あのオヤジも、このオヤジも、自分のためにやっている人は一人もいない。
みんなチェルノブイリとは違った結果にしようとして、ここに来ている人たちばかりだ。」…
19歳の少年の心さえも変えてしまう吉田所長の生き様。
私たちは、日本を救ってくれた本当に偉大な方を亡くしてしまいました。
是非、動画から吉田さんのメッセージを受け取ってください。
福島の悲劇をもう二度と繰り返さない為に、私たちは何をしたら良いのでしょうか。
吉田所長さんのように、自分の事よりも国民や国、地球の事を考えるリーダーを持ちたいですよね。
そのリーダーに、まず撤廃してもらわなくてはならない条約があるのです。
日米原子力協定とは
福島原発事故以降、どんなに脱原発運動が大きくなろうとも、日本が本当の意味で脱原発を達成することはできません。
何故ならば、「日米原子力協定」という協定で日本は大量の使用済み核燃料を「MOX燃料」や「核燃料サイクル」として使用しなければいけないと決められているからです。
「日米原子力協定」とは1955年11月14日にアメリカのワシントンで調印された条約で、使用済み核燃料のアメリカへの返還、貸与燃料を目的どおり使用すること、使用記録を毎年報告することが明記されています。
日本初の原子炉を導入することが決まったのもこの協定によるもので、日本の原発を生み出した大本の原因がこの「日米原子力協定」と言うことなのです。
日米原子力協定の有効期間は30年と決まっており、2018年7月に満期を迎えることになります。
公文書によると、有効期限の6か月前から文書で通告することによって協定を終了させることが出来ますので、この協定を終了させるためにも、今回の参議院選挙では日米原子力協定を叫ぶ方を一人でも多く当選させないといけません。
<抜粋終わり>
今、それを叫んでいるのが山本太郎さんです。
http://threechords.blog134.fc2.com/blog-entry-1977.htmlより抜粋します。
野田っていう人が、総理をやってたときに、原発ゼロを閣議決定しようとした。けど、それはできなかった。
アメリカから圧力がかかった。『日米原子力協定』で圧力がかかったってことですよね。
2018年に、この協定の内容を変えるのか、破棄をするのか。2018年にそれを決めることができるんですけど、この情報をひとりでも多くの人が知ってないと、再稼働はんたい、原発はんたいって言っていたって、ただの呪文なんですよ。
『日米原子力協定』をどうするのかってことをベースにみんなで国民的な運動にしていかなきゃいけない。どうして、政治家はそんなこと言わないんだろう?
『うちの党は原発反対ですよ』『再稼働、もちろん反対です』そんなことは言うけれども、『日米原子力協定』をなんとかしなきゃいけない。そのことについて触れる人はいない。でも、そこに触れなきゃ、原発はやめられない。どうして、言わないんでしょう。
反対するフリしていながら、原発を推進することに力を貸している」
観衆「共産党は言ってるよ」
山本太郎氏「共産党、言ってますか?ありがたい。その他にも言ってる方々、いらっしゃいます。でも、そこにメスを入れないと、どうにもならないじゃないですか。ひとりでも多くの方に、『日米原子力協定』のことを知っていただきたい。
日本にいっぱいあるプルトニウム。これをどうするのか。
『おまえ、そんなにいっぱいプルトニウム持ってるけど、それ、どうするつもりやん?』アメリカが聞いてくる。
『いやいや、これはですね』
『おいおい、おまえ、軍事利用する気ちゃうやろな』
『違うんですよ、これは』
『じゃあ、おまえ、分かってんな。どうやって減らすかは』
『分かってますよ。MOX燃料にして、原発で燃やし続けます』
プルトニウムを減らすために、この原子力をやめるわけにはいかない。だから、原発がやめられないんだという現実に、たくさんの人たちが気づかなきゃいけない。
アメリカからいくら圧力をかけられても、それじゃあもう、政権が転覆させられてしまうんです。
『見てください。この『日米原子力協定』を破棄しろっていう国民たちの運動を』それぐらいのところまで持っていかなきゃ、原発なんてやめられないんですよね。
<抜粋終わり>
不正選挙で、また結果は分かっているかも知れませんが、吉田所長の無念の想いを晴らすためにも、出来る限りの事をして、原発のない世界にしていきたいです。
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菅元総理を追い込んだのは安倍総理だった
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