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神社のご神木が危ない!

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先月、ご神木が狙われている!と言う記事を載せましたが、26日の「モーニングバード」でもその件を報道していました。

愛媛県の総河内大明神社にある樹齢500年以上のご神木2本が、何者かによって根元に穴をあけられ、中に除草剤を注入されてしまいました。

photo:01


2本のご神木は、片方が6カ所、もう片方は5カ所も穴があり、枯れたと診断されたご神木は、伐採される事になりました。

photo:02


地元の住民の方は、「このお宮さんは、あの2本のご神木でもっているようなもの。ご神木が無くなるなんて、考えた事もなかった。」と非常に残念がっています。

実はご神木の被害は、ここだけではないのです。

愛媛県西条市にある大宮神社でも、去年4本のご神木が枯れ、伐採していました。

葉だけをみると寿命で枯れたようにも見えましたが、後に木の根っこに穴が開けられている事が判明したそうです。

photo:03


枯れたご神木に共通する事は、深さ4センチの穴と、穴の中から除草剤が検出されている事でした。

photo:04


さらに「枯れた木は危ないから、自分たちが伐採し買取る」と言う木材業者の存在がありました。

穴を開けただけでは木は枯れる事はないのですが、ふちの部分から養分を吸い上げている為に、深さ4センチほどの穴より注入された除草剤は、ご神木のまわりをむしばんでいき、2~3ヶ月ほどで枯れてしまうそうです。

しかし、枯れるのは外側だけで内側の木は大丈夫なのです。4センチの穴は、その事を熟知している者の犯行だと分かります。

ご神木が不自然に枯れる事件は、以前に九州でも起きていました。

背景には、樹齢数百年の大木は木材として大変に貴重なことが挙げられます。

そういう巨木は、今はほとんど神社にしか残っていないのです。神社や鎮守の杜では巨木は神が宿る神聖な木として守って来たからです。

ここ数年で、四国を中心に17本ものご神木が被害に遭っています。

photo:05


早く犯人が捕まる事を願います。自分たちがどんなに罰当たりな事をしているかを、早く気づいて欲しいです。

まあ、簡単に気づくような人は、こんな大それた犯行は最初からしないでしょうが、それでも何かしら気づきが起こって己れの罪を反省するようになりますようにと願います。


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