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「魔法使いのピラミッド」ウシュマル遺跡

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メキシコ「魔法使いのピラミッド・ウシュマル遺跡」の続きです。


ウシュマル遺跡は、高さ36.5m、長さ73m、幅36.5mのピラミッドで、118段の階段の上に神殿があります。

しかし、このピラミッドでは以前、観光客が急な階段からの滑落事故で亡くなり、それ以来登頂禁止となっています。

真ん中の穴は調査のための穴だそうです。

四角錐の形をしていて直線で構成されたピラミッドが多い中、ウシュマルのピラミッドは女性的な丸みを帯びたフォルムで、「貴婦人のスカート」とも称されています。


優美なだけでなく、安定的でどっしりとした迫力を感じるピラミッドです。



ウシュマル遺跡は、約紀元700年〜1100年の間に建てられたもので、全盛期には、当時ユカタン半島で最強だったチチェンイッツァと同盟を結び、ユカタン半島ほぼ全域を支配していたと言われています。


ユカタン半島のマヤ遺跡の中でもウシュマル遺跡は建造物の保存状態が極めて良好で、マヤの華麗な壁面装飾であるプーク様式が見事に再現されていました。


このピラミッドも、マヤの多くの建造物のように神殿の上に神殿を造るという事が繰り返されて現在の形になっています。


6世紀頃から少なくとも5回の建設が繰り返されたそうです。




そして、ピラミッドの階段の両脇にはいくつもの雨の神「チャック」がはめ込まれており、頂上の神殿入口も大きな「チャックの顔」になっています。




象の鼻のような「チャック」神⬇︎


ピラミッドの前にあるのは「男○」の象徴らしいです。


ピラミッドは山を模していて、入口は洞窟の出入口であり、神殿に入った神官は地下世界に入って、そこで神と交信するんだそうです。


お次は、「魔法使い(占い師)のピラミッド」の隣りにある尼僧院へと行ってみました。

マヤアーチをくぐり抜けます⬇︎


「尼僧院」は、世界遺産のウシュマル遺跡でも見どころの一つになっています。




約45m×65mの中庭を囲むように東西南北の方向に四つの細長い建物が建っていて、スペイン人が母国にある「尼僧院」に似ていることから付けた名前だそうです。


実際には神官など身分の高い人の住居だったようです。



メキシコ国立人類学博物館に展示されている「ウシュマルの女王」という彫刻は、ここのものだそうです。

ヘビの口の中から、人の顔がのぞいています。

右頬には刺青あり⬇︎

これは実際は、女王ではなくマヤの神・ククルカンだそうです。


「尼僧院」から「グランピラミッド」(右)「亀の館」「総督の館」が見えます⬇︎



マヤアーチを抜けると「球戯場」がありました⬇︎


石の輪の中に、手を使わずにゴムボールを通すとポイントとなり、勝利チームのキャプテンは、いけにえになるという「最高の名誉」を与えられたそうです。


マヤの遺跡ではあちこちに見られる「球戯場」ですが、当時はまさに命がけのスポーツだったのです。


「総督の館」の前庭の「男○」&「双頭のジャガー像」⬇︎



双頭のジャガー像」は、人と神を表しているそうです。



「総督の館」は、ウシュマル遺跡の中で一番大きく、26もの部屋と大広間が3つもあり、ウシュマルの行政庁だったと推測されています。



象の鼻のチャック神⬇︎


そして、現存するマヤ建築の最高峰と言われる「切石モザイク」の建築物であり、あまりに立派な事から「総督の館」とスペイン人が勝手に名づけたようです。


マヤアーチ⬇︎




そして、高さ12mのテラスからは美しい「魔法使いのピラミッド」を眺める事が出来ます。



そこからの眺めは、ピラミッドというよりお城のような感じでした。



中央が「尼僧院」で左端が「亀の館」、その間にあるのが「球戯場」です⬇︎


「亀の館」⬇︎


乾いた大地に暮らす人々にとって、何より大切だったのは水で、亀は水を連想させるものとして神格化されていたようです。



隣りの「グランピラミッド」にも登りたかったのですが、集合時間が近づいていた為、「魔法使いのピラミッド」前に戻ることにしました。



よく見るとピラミッドの前に何人かが座っています。



ツアーのメンバーたちでした。


全員集まるまで、そちらで靴を脱ぎアーシンググランディングをすることにしました。


ピラミッドのエネルギーを受けて、とても氣持ち良かったです。




写真を見たら、ハレーションの玉が三日月になっていました。



お月様と太陽とピラミッドのコラボ?


「グランピラミッド」も登って来たヒデさんも帰って来ました⬇︎





最後に、ケツァールの儀式を。。ちゅちゅんがちゅん、とな(笑)


思い出深い「ウシュマル遺跡」となりました。


「メキシコの旅」は続きます。


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