「洗濯マグちゃん」「ベビーマグちゃん」など、洗剤を使わずにマグネシウムでお洗濯をされている方は多いと思います。
宮本さんは、50年以上続く自動車部品を作る町工場の2代目として、2003年に後を継ぐことになりました。
お風呂で使った後のマグネシウムは、洗濯にも使えて便利ですね。
我が家でも使っています。
これらがどうやって作られたかを先日「モーニングショー」でやっていました。
マグちゃんを開発されたのは、宮本製作所の社長・宮本隆さんです。
どれだけの洗浄力があるかの実験⬇︎
これらの汚れのついたハンドタオルを他の洗濯物と一緒に洗った結果⬇︎
ファンデーションの汚れ以外は落ちていました。
マグネシウムを水の中に入れると水素の泡が発生し、水が弱アルカリ性の水になります。
弱アルカリ性の水には、汚れを落とす力があるのです。
水にごま油を混ぜる実験⬇︎
マグネシウムを入れた水の中にごま油を入れてみると。。⬇︎
油を溶かし乳化しています。
マグちゃんは、洗剤と合わせて使うとより洗浄効果を発揮するそうです。
マグちゃんの消臭効果実験⬇︎
これらの液体を混ぜ、部室のような匂いを作りました。
その匂いを染み込ませたタオルをマグちゃんで洗濯し、再び匂い測定器で計測しました⬇︎
これから花粉のシーズンで、部屋干しをする方が増えると思いますので、これは朗報です。
下請けの仕事が多い中、売り上げも落ちていて、常日頃から何とかしなければと思っていたそうです。
特に、自動車のエンジン部品を加工する時に出るマグネシウムの切粉に頭を悩ませていたのです。
工場には、切粉を溶かして再利用する機械が無かった為、切粉をドラム缶に入れ、8千円で廃棄物業者に処分を頼んでいました。
この切粉を何とか再利用する事が出来ないかと考えていた時、従業員たちがマグネシウムの粉で手を洗っているのを見てひらめいたのでした。
マグネシウムの粉を手につけて、水洗いすると弱アルカリ性なので、油がよく落ちるのです。
「マグネシウムは洗濯に使える!!」
宮本さんは、柔らかいネットに粒状のマグネシウムを入れた物を作り、粒の大きさを変えて色々実験してみました。
粒が大き過ぎても、小さ過ぎてもこすれ合う頻度が減ることが分かり、5センチの粒に落ち着きました。
そして、粒の形はきれいな球体ではない事も意味があるのでした。
ぶつかり合っても滑らない角がある形だと、新しい表面が出て、水素を発生させやすくなるのだそうです。
こうして試行錯誤を繰り返し、3年かかってようやく製品となったのでした。
我が家では、平たいネットのを使っていましたが、お話を聞いていたら、三角形のネットの方がいいような氣がして来ました。
300回の洗濯に使えるとの事ですが、クエン酸や酢に漬けておくと真っ黒になったマグネシウムが復活します。(番組ではやっていなかったけど)
マグちゃんで洗濯を続けていると、洗濯機の排水ホースもきれいになるというのも嬉しいですね。
さらに、マグネシウムの活用はこれだけではありませんでした。
何と、農業にも新たな道が拓けそうなのです。
マグネシウムは、植物の光合成に欠かせないものであり、窒素・リン・カリウムは人間の出す汗・あか・皮脂に含まれているのです。
という事は、洗剤を使わずマグネシウムだけで洗濯した排水には、植物の成長に必要なこれらが全部含まれているという事なのです。
洗濯排水で育てた人参は、甘いそうです。
さらに、虫はアルカリ性を嫌うので寄り付かないというメリットもあるそうです。
そしたら、肥料も農薬も要らないという農業が出来るわけです。
マグネシウムをお風呂に入れたら水素風呂になります。肌がすべすべして温まるそうです。
バスマグちゃんは結構高いので、自作してもいいかも⬇︎
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風呂場の匂いも取れ、レジオネラ菌や大腸菌の繁殖抑制にもなり、浴槽や排水溝も綺麗になってと、とても好評のようです。
「廃材を無駄にしたくない」という宮本さんの想いは、洗剤のいらない洗濯を生み出し、その排水で野菜も育つという地球に優しい生き方に繋がりました。
赤ちゃんやアトピーの方のお肌にも優しい上に、地球環境を汚さないようにしようと、多くの方が意識を変えるのに、マグちゃんはとっても良い商品だと思います。
宮本さんに感謝です。