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空海ゆかりの修禅寺で800年前のあの人を想う

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修善寺プチ旅の続きです。


空海ゆかりの修禅寺にやって参りました。

この寺院は、真言宗の開祖である弘法大師空海が、807年に創建したと伝えられています。

さらにここは、源頼朝の弟の源範頼と、頼朝の息子・源頼家が幽閉され、その後殺害された場所でもあります。


ここの水屋は源泉掛け流しの温泉なのです。飲むことも出来ます。



紅白の梅が咲いていました。



達磨大師の前で⬇︎



修禅寺のご本尊は、北条政子が我が子源頼家の七回忌に寄進したと言われる大日如来像です。


この木像は、高さ103cm、膝張り73cmで、ヒノキの寄木造り、目には水晶がはめ込まれ、漆箔が施してあります。

1984年、修復のため寄木の継ぎ目から古釘が抜かれると胴が真っ二つに割れ、首下の右裏面から大仏師実慶の墨書と美しい布に包まれた三束の髪の毛が出てきたそうです。

これによって、大日如来像は1210年に実慶が造ったものと判明しました。

髪はB型とO型の血液型の人のものとのことで、2人分であることが判明しています。

『吾妻鏡』の1210年7月8日の条に頼家の妻辻殿が出家をしたという記事があるため、髪の毛のひとつは修禅寺で非業の最期を遂げた頼家の妻・辻殿の髪と思われています。

もうひとり分は、頼家の母である北条政子の可能性が高いとの事です。

肉親同士で殺し合った戦国の世で、北条政子は何を想い、髪の毛を仏像の中に託したのでしょう。

毎年、11月1日から10日間、特別公開される重要文化財の大日如来像を一度見てみたくなりました。


独鈷の湯⬇︎


日本100名湯にも選ばれている修善寺温泉は、1200年の歴史を持ちます。


少年が病に侵された父の体を河原の冷たい水で洗うのを見た弘法大師空海が、持っていた独鈷杵(とっこしょ)と呼ばれる仏具で岩を突くと、温泉が涌き出た、というのが修善寺温泉の始まりと言われています。



桂川の両側には、足湯が作られていました。


幼少の空海の像に、水をかけて皆んなの健康を祈ります。



お店にかけてあったTシャツにウケました⬇︎

「ある意味 神!」


もっと書きたいんだけど、長くなってしまうので、一旦終わりにします。

続きは、大人氣の「竹林の小径」です。





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