海に沈んだ大陸は「アトランティス」や「ムー大陸」だけじゃなかった。。
現在、地球に存在する大陸は、ユーラシア・北アメリカ・南アメリカ・アフリカ・オーストラリア・南極の6つです。
しかし最近、「7番目の大陸」の存在が、にわかにクローズアップされて来ています。
それが、太平洋に沈んだ大陸「ジーランディア」
なんと、昨年訪れたニュージーランドは、ジーランディアの地表に突き出た一部なのだと!
グーグルマップでも、その大陸を見ることが出来ます。
「海洋底」は、玄武岩のみからできていて均質なのに対し、「大陸」は花崗岩、角閃岩、グラニュライトなどのさまざまな岩石が、複雑に積み重なった土台からつくられています。
ジーランディアの海台の複数の地点から、大陸特有の花崗岩が採取されたことから、ジーランディアは昔、大陸だったという事が分かったのです。
それが、どうして海中に沈んでしまったのか。
ジーランディアが陸だった頃は、今から2〜6000万年前と推測されています。
大陸が沈むような天変地異の原因は、「巨大隕石の落下」と「超巨大火山の噴火」が有力視されています。
どちらも生物の大量絶滅を引き起こしますが、約6600万年前の白亜紀の終わりには、恐竜やアンモナイトが絶滅しています。
ひとつの説は、約6500万年前にメキシコのユカタン半島付近に直径10kmもの巨大隕石が衝突し、大量の塵が発生して地球を覆い、太陽光を遮断して寒冷化を引き起こし生物が絶滅したというもの。
この説は、隕石に多く含まれていて、地球表層の岩石には、ほとんど含まれてないイリジウムという元素が、世界中の白亜紀末の地層から検出された事から考えられました。
また、約6600万年前には超巨大火山の噴火も起きていて、大氣中へ放出された火山ガスには、水銀などの有害な物質も含まれていた為に、生物が絶滅に追いやられたとする説もあります。
これらの天変地異の為、ジーランディアは海に沈んでしまったのでしょうか。
恐竜やアンモナイトが絶滅するような何かがその頃起こったのは確かです。
2億年前までの地球には、ひとつの大陸「パンゲア」しかありませんでした。
それが、1億8000万年前頃に、「ローラシア大陸」と「ゴンドワナ大陸」とに分裂しました。
さらに、8000万年前頃には、「ゴンドワナ大陸」の南部がオーストラリアとジーランディアに分かれたようです。
その分かれた時に、ジーランディアは、チーズのように引き伸ばされ薄くなった為に沈んでしまったのではないかとも言われています。
また、ニュージーランドは、「太平洋プレート」と「オーストラリアプレート」が南北に走っています。
ジーランディアのこの2つのプレートが、せめぎあい隆起した為に、現在のニュージーランドは陸地として沈没を免れているようです。
最近、ニュージーランドの南島で、体長177cm、体重100kgの世界最古の巨大ペンギンの化石が見つかりました。
このペンギンは、6000万年前から5500万年前に生息していたことがわかっています。
この事から、ジーランディアはペンギンの発祥地だったのではないかと言われています。
現在、ニュージーランドには、地球上にいる18種類のペンギンのうち、6種類が生息しています。
ジーランディアのペンギンは、海流に乗ってアフリカ、南米、南極へと生息地域を広げていったのかも知れません。
他にも、キウイや幻の巨大な鳥モアなど、ペンギンの他にも何故か飛べない鳥がたくさんいるニュージーランドです。
ジーランディアの沈没の謎を解く為に、2016年から国際チームによって本格的な調査が行われています。
その研究「ロードハウライズ掘削プロジェクト」の中心を担うのは、日本の海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」だそうです。
東日本大震災以来、人工地震のウワサがたえないあの「ちきゅう」です。
アジア大陸から日本列島が切り離されたのと、オーストラリア大陸からジーランディアが切り離された現象は、プレートテクトニクスでは同じような力が働いている為、この調査は日本列島の成因を調べることにもつながるようです。
ニュージーランドと日本は形も似ています。
2011年に大きな地震に見舞われたのも。
ニュージーランドと日本は、とてもご縁の深い関係なのだと感じています。
研究で、ジーランディアの謎が解明されるのを楽しみにしています。
現在、地球に存在する大陸は、ユーラシア・北アメリカ・南アメリカ・アフリカ・オーストラリア・南極の6つです。
しかし最近、「7番目の大陸」の存在が、にわかにクローズアップされて来ています。
それが、太平洋に沈んだ大陸「ジーランディア」
なんと、昨年訪れたニュージーランドは、ジーランディアの地表に突き出た一部なのだと!
グーグルマップでも、その大陸を見ることが出来ます。
「海洋底」は、玄武岩のみからできていて均質なのに対し、「大陸」は花崗岩、角閃岩、グラニュライトなどのさまざまな岩石が、複雑に積み重なった土台からつくられています。
ジーランディアの海台の複数の地点から、大陸特有の花崗岩が採取されたことから、ジーランディアは昔、大陸だったという事が分かったのです。
それが、どうして海中に沈んでしまったのか。
ジーランディアが陸だった頃は、今から2〜6000万年前と推測されています。
大陸が沈むような天変地異の原因は、「巨大隕石の落下」と「超巨大火山の噴火」が有力視されています。
どちらも生物の大量絶滅を引き起こしますが、約6600万年前の白亜紀の終わりには、恐竜やアンモナイトが絶滅しています。
ひとつの説は、約6500万年前にメキシコのユカタン半島付近に直径10kmもの巨大隕石が衝突し、大量の塵が発生して地球を覆い、太陽光を遮断して寒冷化を引き起こし生物が絶滅したというもの。
この説は、隕石に多く含まれていて、地球表層の岩石には、ほとんど含まれてないイリジウムという元素が、世界中の白亜紀末の地層から検出された事から考えられました。
また、約6600万年前には超巨大火山の噴火も起きていて、大氣中へ放出された火山ガスには、水銀などの有害な物質も含まれていた為に、生物が絶滅に追いやられたとする説もあります。
これらの天変地異の為、ジーランディアは海に沈んでしまったのでしょうか。
恐竜やアンモナイトが絶滅するような何かがその頃起こったのは確かです。
2億年前までの地球には、ひとつの大陸「パンゲア」しかありませんでした。
それが、1億8000万年前頃に、「ローラシア大陸」と「ゴンドワナ大陸」とに分裂しました。
さらに、8000万年前頃には、「ゴンドワナ大陸」の南部がオーストラリアとジーランディアに分かれたようです。
その分かれた時に、ジーランディアは、チーズのように引き伸ばされ薄くなった為に沈んでしまったのではないかとも言われています。
また、ニュージーランドは、「太平洋プレート」と「オーストラリアプレート」が南北に走っています。
ジーランディアのこの2つのプレートが、せめぎあい隆起した為に、現在のニュージーランドは陸地として沈没を免れているようです。
最近、ニュージーランドの南島で、体長177cm、体重100kgの世界最古の巨大ペンギンの化石が見つかりました。
このペンギンは、6000万年前から5500万年前に生息していたことがわかっています。
この事から、ジーランディアはペンギンの発祥地だったのではないかと言われています。
現在、ニュージーランドには、地球上にいる18種類のペンギンのうち、6種類が生息しています。
ジーランディアのペンギンは、海流に乗ってアフリカ、南米、南極へと生息地域を広げていったのかも知れません。
他にも、キウイや幻の巨大な鳥モアなど、ペンギンの他にも何故か飛べない鳥がたくさんいるニュージーランドです。
ジーランディアの沈没の謎を解く為に、2016年から国際チームによって本格的な調査が行われています。
その研究「ロードハウライズ掘削プロジェクト」の中心を担うのは、日本の海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」だそうです。
東日本大震災以来、人工地震のウワサがたえないあの「ちきゅう」です。
アジア大陸から日本列島が切り離されたのと、オーストラリア大陸からジーランディアが切り離された現象は、プレートテクトニクスでは同じような力が働いている為、この調査は日本列島の成因を調べることにもつながるようです。
ニュージーランドと日本は形も似ています。
2011年に大きな地震に見舞われたのも。
ニュージーランドと日本は、とてもご縁の深い関係なのだと感じています。
研究で、ジーランディアの謎が解明されるのを楽しみにしています。