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旅する不思議な石

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今日の朝焼けの富士山⬇︎
photo:23


ずいぶん間が開いてしまいましたが、ニュージーランドツアーの続きになります。

え、もう2ヶ月も放置?。。(汗)年内には終わらせたい。。

★レインガ岬 ふたつの海がぶつかる場所で祈る

今日は、北島での最後の日をまとめたいと思います。

photo:01


その日、ワイタハ族のマラエの食堂では、彼らとの最後の晩餐会が行われました。

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ワイタハ族の仲間たちとは、数日間、寝食を共にし、深い絆が生まれていました。

ポロハウ長老⬇︎
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毎日の食事は、彼らの心がこもっていました。

もう、最後の夜とは。。寂しい氣持ちは隠せません。

photo:02


晩餐会では、お互いの国の歌を贈りあったりして楽しく過ごしました。

ポロハウ長老がギター弾いてます⬇︎
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彼らは、ハカもやってくれました。

photo:03


ニュージーランドのラグビーの試合の前によくやるあれです。

これは「頑張って」と言っているのではなく、マオリ語で「Ka mate」と言っているそうです。

マオリ族たちは、戦いの前に戦意を高揚させたり、相手を威嚇するためにハカと言う「戦いの叫び」の踊りを行なって来ました。

ハカは、1905年にラグビーのニュージーランド代表の選手が、相手に敬意を示すために踊ったことが始まりとされ、以後試合前の儀式として行われるようになったのだそうです。

Ka mate! Ka mate!
(私は死ぬ!私は死ぬ!)
Ka ora! Ka ora!
(私は生きる!私は生きる!)

そして、盆踊りの「炭坑節」を皆んなで輪になって踊りました。

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なぜ、炭坑節かって?

ワイタハのマチュ君が「掘って掘って、また掘って、担いで担いで、後戻り、押して押して、開いて、ちょちょんのちょん」というフレーズがとっても氣に入ってしまい、何度もやろうやろうと言うからです。

マチュ君⬇︎
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「月が〜出た出た〜」の方じゃなく、ずっと「掘ってぇ掘ってぇ」のフレーズで踊り続けたのでした。

そのうち、この歌がワイタハ族の伝統ソングとして秘かに受け継がれていくかも知れません(笑)

そして、最後はインディアンフルート奏者である岡野弘幹さんが場を盛り上げて下さいました!

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やっぱり、ギター弾けて唄える方ってカッコいい♡

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皆んなの心はひとつに。

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最後の夜を、マラエの中でワイタハ族の方々と一緒に寝袋で雑魚寝しながら幸せな夢を見るのでした。

翌朝、食堂で不思議な旅する石と遭遇しました。

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この石は、最初、どういう理由かは分からないけれど、ポロハウ長老が見つけてワイタハ族のグランマ・エバさんに託したものでした。

2003年、イギリスのグラストンベリーでロイさんが儀式を行っている時、エバさんはその白い石をロイさんに授けます。

そして2004年、グラストンベリーのストーンサークルの儀式で、ロイさんと岡野さんは出会いました。

さらに2012年、山中湖で行われた「富士祈りのセレモニー」の時に、偶然にも富士山頂で儀式を行っていたロイさんが下山してきて、岡野さんと再会したそうです。

会場には、ポロハウ長老とマヤの長老が集まっていたので、岡野さんがロイさんをポロハウ長老の元へお連れしたのだそうです。

ポロハウ長老は、石を見て「この石、知ってる。」と。

そして、ロイさんはポロハウ長老に「この白い石は、イギリス、バルセロナを巡り日本の富士山頂での儀式を終えた。ワイタハに戻る時が来た。」と言ってポロハウ長老にお返ししたそうです。

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その後、一年くらい明石の中谷さんの家にその石は保管されていたそうです。

それから、再びワイタハの地に戻って行きました。

ところが、今回、マラエの中でロイさんとセレモニーをしていたら、この石が登場してきて、またロイさんに手渡されたのです。

またまたこの石の新たな旅が始まるようです。

皆んなで石に触れて、平和への祈りを託しました。

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そして、マラエとワイタハの皆さんとのお別れの時がやって来てしまいました。

毎日、あんなに元氣いっぱいだったマチュ君なのに、全然笑いません。

ホントに素直なんだね。

私たちも淋しいけど、笑顔でお別れしました。

また来るからね!!

皆さんの温かいお心遣い、忘れません!


10月9日、オークランド空港では、岡野さんともお別れでした。

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私たちは、これからニュージーランドの南島へと向かうのです。

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どんな出会いが待ち受けているのでしょうか。

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ニュージーランドは、春ですが、まだ山には雪がたくさん残っていますね。

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淋しさとワクワクが交差する雲の上でした。

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続く。。


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