ギザの大ピラミッドを訪れた翌朝は、いよいよツアー最終日スフィンクス貸切り観光です。
一般観光客の入場が、7時になった為、私たちが滞在できる時間は、5時から7時までとなりました。
3時45分起床、4時半出発!
まだ、辺りは真っ暗で寒いです。
憧れのスフィンクスちゃん♡
目の前にそびえ立っています!
スフィンクスと北斗七星。狙ってもなかなか撮れるものではありません。
スフィンクスは、やはり貸切りにしないと、トトメス4世の「夢の碑文」のあるスフィンクスの脚の間には入れないのです。
昼間は、こんな感じで囲いの上から観ることになります。
だんだんと明るくなって来ました。
だけど、あまりにも寒くなって、みんな一旦バスに戻りました。
★スフィンクスの謎
こちらにも書きましたが、三大ピラミッドと同じようにスフィンクスにも謎がいっぱいです。
世界最大のスフィンクスは、石灰岩の一枚岩から切り出されて作られており、後の時代に花崗岩のブロックで覆われて修復されています。
遥か昔、ギザ地域は海の底にあり、石灰質の生物の死骸が長い時をかけて堆積し、その後、地殻変動で隆起して石灰岩の台地が形成されました。
なので、ギザの大地は硬い層と柔らかい層が交互に積み重なって出来ており、以前は海の底だった証である古代の貝の化石なども発見されています。
そして、注目すべきはこの大スフィンクスには、正面や南の壁に水による大きな浸食跡があるのです。
大スフィンクスは、一枚岩として彫られた構造物の為、ギザの大地と同じように石灰岩の硬い層と柔らかい層が交互に積み重なって出来ています。
そのため、大量の水を真上から受けた場合、凸凹の丸い水の浸食跡が残るのです。
その大スフィンクスの胴体にも激しい水を受けた痕跡があるのですが、古代エジプトは毎年、ナイル川が氾濫していたのは知られていますが、大スフィンクスを破壊するほどのものではありませんでした。
大スフィンクスの材料は石灰岩で、長期間の水の浸食を受けたら、崩壊してしまう構造ですので、この侵食跡は短期間に集中して水が襲って来たことを意味しています。
つまり、これほどの水の侵食跡を残したものは、「ノアの大洪水」以外には考えられないのです。
★必読!ノアの大洪水は月が原因!
紀元前2344年に起こった40日間の「ノアの大洪水」の直撃を受け、二つあったスフィンクスのもう片方は、跡形もなく破壊されてしまったと考えられます。
今のスフィンクスは、三つのピラミッドの中心軸から南にずれているのです。
「NASA」の最新画像分析を駆使して地層密度を調査した結果、対象となる地点には、何らかの巨大建造物の痕跡が見つかったとの事です。
三大ピラミッドを作ったのは、『旧約聖書』にあるエノクだと言われています。
エノクは大預言者で、ノアの曽祖父だということです。
時代的にも合っています。
「ノアの大洪水」の時に、今あるスフィンクスの頭部も欠落してしまったのでしょうか。
大スフィンクスの胴体の軟質石灰岩と頭部の硬質石灰岩は違う構造になっていますし、バランス的にも頭部が小さ過ぎるのです。
元々は、ライオンの頭部だったと思われます。
また、大スフィンクスの足元の地下には、空間があると言われているのも有名な話です。
大スフィンクスの地下には、大小2つの部屋とトンネルがあり、ここに古代エジプト文明の秘密や、超古代を含む人類の秘密が隠されている可能性があると言われています。
現在、大スフィンクスの脇から地下への調査が行われ始め、数年以内に地下空間の実態が明らかになるかもしれないとの事です。
ちゃんと私たちに公開してくれるといいですね。
どんな秘密が隠されているのでしょうか。
楽しみにしていようと思います。
ピラミッドに続き、スフィンクスにも触ることが出来て、とても感動しました。
エジプトは、古代文明好きな私の好奇心を100%満足させてくれる場所でした。
あと一回まとめます。