比叡山延暦寺の御守りプレゼント

ふいに出たひと言のおかげで、ますえさんと一緒にたこぴーさんの運転する車に乗って比叡山延暦寺にまで行く事になった私たち。

当初、Dracaeさんと2人で電車で行くつもりだったので、渡りに船とはこの事です。

あっと言う間に比叡山に着きました。

最初は、東塔の「大講堂」から⬇︎

「根本中堂」に行ったら、平成の大改修の真っ只中！

それでも中には入る事が出来ました。

国宝の根本中堂の大改修は、６１年ぶりなんだそうで、ちょうど６日から全体を鉄骨造の素屋根で覆う作業が始まったばかりのようでした。

完成予定は２０２５年度だそうで、まだまだ先ですね。

帰りにますえさんと「開運の鐘」をついて来ました。こちらは除夜の鐘でも有名なんですって。

ますえさんは、呼吸法・クンバハカでちゃんと腰が入っていましたが、私はへっぴりで棒に振り回されていました（汗）

お次は、西塔の「にない堂」⬇︎

「釈迦堂」⬇︎

そして、車で横川（よかわ）に移動です。

途中、見晴らしがいい場所に寄りました。

眼下に琵琶湖が見えました。ここはモミジがいっぱいなので、紅葉の頃がきれいそうです。

ふと見ると、大きな像がっ⬇︎

台座に「瞻仰崇信」と彫られてあるので、誰それ？と思っていました。

よく見たら、「根本伝教大師尊像」とあるので、これは最澄さんですね。

「瞻仰崇信」とは「せんぎょうすいしん」と読み、「仰ぎ見て敬い慕う、そして尊び信じる」の意味だそうです。

横川の駐車場に車を停めて、しばらくゆくと「龍ヶ池」がありました⬇︎

なんだかいい感じの場所です。

龍ヶ池弁天と龍神さまの伝説

昔この池に大蛇が住みつき、毒氣をはいて村人達に害を与えていました。

元三大師これを聞き、大蛇に向い「汝は身を自在に変化させる不思議な通力を持っていると聞くが本当か」とおたずねになりました。

大蛇は、「本当だ。俺に出来ないことは何もない」と答えました。

大師は「ならば大きい姿になってみよ」と申されるとお安いご用とばかりに数十倍の大きさに変身しました。

大師は再び「では、小さくなり私の手の平に乗れるか」とのお言葉に「承知」とばかり小さくなり、手の平の中に入りました。

そこで大師はすぐさま観音様の念力により閉じ込めてしまわれました。

そして弁天様をここにお迎えして祀られ、小さくなった大蛇を弁天様のお侍いとしてお側に仕えさせて頂きたいとお願いされました。

大蛇は大師に諭されて前の悪業を悔い改め、今後は弁天さまのお遣いとして「龍神」となり、自分の神通力を善業に向け、横川の地を訪れる人々の道中の安全と心願の成就の助けをすることを大師に誓いました。

別名「雨乞いの弁天様」としても知られ、龍神さまと共に霊験あらたかな法力により私たちを守護くださり、ご利益を頂くことができます。

私は、ここが一番落ち着き、好きな場所になりました。

そこから少し行くと「横川中堂」が見えて来ました。

緑と赤のコントラストが美しい。

車でなかったら、おそらく東塔だけで終わっていたと思います。

主だった場所を巡れて良かったです。

ますえさん、たこぴーさん、ありがとうございました。

元亀2年9月12日は、織田信長が比叡山を焼き討ちにした日でした。

ちょうど前日の9.11に訪れた我らでした。

その日、私とDracaeさんは行き当たりバッタリでホテルも取っていなかったのも幸いしました。

おそらく、事前にホテルを予約していたら京都駅あたりを取っていたと思います。

車の中で、急きょ大津に宿を取りました。直前だったのですごく安かったです。

そこで、ますえさんとはお別れかと思いきや、ますえさんがお腹空いたとおっしゃるのです。

なので、琵琶湖湖畔のお店に行くことになりました。