先月末に北海道に行った時、アイヌの古老アト゜イさんのお話に感銘を受けました。
なのでここに、お約束通り皆さまにシェアさせて頂きますね。
★★★★★
明治頃まで、アイヌ民族の平均寿命は百歳だった。
もしも、アイヌのおばあさんが癌に罹ったとしたら、彼女はこう言うだろう。
「ガンの神さまよ。よっぽどわしの身体の中が住み心地がいいんだな。ゆっくりしなされ。
だけどな、ガンの神さま。あんまり暴れないでな。」
そして、もし病氣が治った時はこう言う。
「住んでいいと言ったのに、住み心地が悪くて出て行ってしまったよ。。」
そうでなかった場合は、「ガンの神さまに心底惚れられてしまった。
ガンの神さまは、私と心中したいと言っている。そこまで惚れられてしまったんなら、一緒にあの世に行こうか。」
これは、癌細胞にも生きていく権利があると認める哲学。
アイヌの人々は、死も何も怖れない。死んだら終わりではなく、この世での役割が終わったら、あの世での生活がまた始まると考えているから。
そして、あの世での生活が終わったら、またこの世に戻ってくるという循環の考え方がある。
百歳まで生きるのは意外と簡単である。すぐに実践出来る。
現代人は「火を見たら火事と思え。人を見たら泥棒と思え。」と言う。
けれどアイヌは「火を見たら、カムイ(神)と思え。人を見たら人と思え。」となる。
囲炉裏に火をくべる時、アイヌの人々は身も心も清めて氣をつけながら丁寧に、火という神さまを扱うので、火事になる事はない。
人は互いに助け合って生きていく。悪い人はいない。
嘘をつくのは、人として生まれて1番恥ずかしい事。アイヌは嘘をつけない。
何故なら、カムイがいつも見ているから。
嘘をつける人は、心の中に神がいない。
とは言っても、アイヌの人々は和人に散々騙され、今では警戒心も生まれ、食べ物も環境も本州の人と同じになっており、日本人の平均寿命と変わらなくなってしまった。
けれど、ストレスを溜めず、人を憎まず妬まず、自然に感謝する氣持ちを持ってゆったりと暮らしていれば、百歳まで生きられるだろう。
アイヌの人々は、常に指先を動かしている。暇さえあれば糸をより、刺繍をしたり、木彫りをしている。
そして、ユーカリなどで、常に昔を思い出している。
なので、認知症の人もいない。
アイヌの精神世界と言うのは、病氣との付き合い方ひとつにしても、相手の考え方を認め、お互いの良い所を発見し合い互いに刺激し合い、大自然と語り合い、自らの哲学を構築していく。
しかし、その哲学も決して相手に押し付けないのだ。
そう言う世界をアイヌは1万年も続けて来た。
縄文人とは、アイヌの先祖のこと。
人との争いもなく、1万年も平和な生活を続けて来た。
世界を探してもそんな文明は他にはない。
その世界観が崩れたのは、大陸から渡来系の民族が入って来てから。
縄文的な考え方は否定された。
今や、地球は病んでいる。
急激な科学技術の進歩により、もはや人類は滅亡の道を歩み始めている。
人間がいなくても、地球は何も困らない。
自然を神として崇め、自然と共に生きて来たアイヌ。
世界の先住民も皆同じように生きて来た。
人類を救うには、一体どうしたらいいのだろうか。
もしかしたら、1万年も平和を維持して来たアイヌの思想や哲学が、何か重要なカギを握っているのではないか。
しかし、それを研究する者はほとんどいない。
誰かその事に早く氣づいてくれれば良いのだが。。
【アイヌ語で読み解く世界の地名】
◆フチ=最高に精神性を高めた人。おばあさん。フ=沸騰。フチ=富士の山。
◆ピト=人。
◆上野も別府もアイヌ語。
◆ピラ=崖。日本平など。
◆アトランティス=海に沈んだ大陸。
◆アフリカ=アップリカ=四つん這いだったのが立ち上がる。人間が誕生した地。
◆キリマンジャロ=火口が常に移動する山。
◆マッターホルン=人間が近づく事が出来ない山。
◆エレクティオン=首で支える。
ギリシャのエレクティオン⬇︎
<まとめ終わり>
外国の地名も、アイヌ語で理解出来ることに驚きました。
もしかしたら、アイヌ語は世界の共通語だったのかも知れませんね。
そのアイヌ語が絶滅しようとしています。
明治政府がアイヌ語の使用を禁じたからです。
アト゜イさんのお話は、とても共感するところが多かったです。
特に、アト゜イさんのお話が、「アイヌ文化や沖縄のかみんちゅの教えやネイティヴアメリカンの教えなどが、これからの世界の人々を救うカギになる」と思っていた私の考えと全く同じだったので、嬉しかったです。
いつか、アト゜イさんも関東にお呼びしてお話をして頂きたいと思いました。
それから、私たちは思いがけず、再び9月に北海道に来る事になりました。
というのは、絶滅してしまった動植物の鎮魂祭に招待されたのです。
トビーさんのブログに詳細があります
人間の為に、日本オオカミなど、多くの動植物たちが犠牲になりました。
神とされている熊は、イオマンテの火祭りがありますが、絶滅してしまった動植物たちには鎮魂のお祭りがありません。
アト゜イさんは、毎年人知れず秘かに彼らを供養していたのです。
現在、鹿などの色々な動物たちが害獣として駆除されています。
しかし、日本オオカミがいたならば、彼らの数は自然淘汰され、増え過ぎることはなかったのです。
我々人間が全て、自然のバランスと調和を乱して来たのです。
だから、「人間がいなくても地球は全く困らない」と言われるのです。
9月にアト゜イさんの鎮魂祭に参加し、人間の手で絶滅に追い込んでしまった動植物たちにお詫びをして来ようと思います。
まだ、間に合うでしょうか?
人類が皆悔い改めたら、地球や大自然は人類を許してくれるでしょうか。
私たち人間も、地球にとって必要と思われる存在になる事がはたして出来るのでしょうか?
なのでここに、お約束通り皆さまにシェアさせて頂きますね。
★★★★★
明治頃まで、アイヌ民族の平均寿命は百歳だった。
もしも、アイヌのおばあさんが癌に罹ったとしたら、彼女はこう言うだろう。
「ガンの神さまよ。よっぽどわしの身体の中が住み心地がいいんだな。ゆっくりしなされ。
だけどな、ガンの神さま。あんまり暴れないでな。」
そして、もし病氣が治った時はこう言う。
「住んでいいと言ったのに、住み心地が悪くて出て行ってしまったよ。。」
そうでなかった場合は、「ガンの神さまに心底惚れられてしまった。
ガンの神さまは、私と心中したいと言っている。そこまで惚れられてしまったんなら、一緒にあの世に行こうか。」
これは、癌細胞にも生きていく権利があると認める哲学。
アイヌの人々は、死も何も怖れない。死んだら終わりではなく、この世での役割が終わったら、あの世での生活がまた始まると考えているから。
そして、あの世での生活が終わったら、またこの世に戻ってくるという循環の考え方がある。
百歳まで生きるのは意外と簡単である。すぐに実践出来る。
現代人は「火を見たら火事と思え。人を見たら泥棒と思え。」と言う。
けれどアイヌは「火を見たら、カムイ(神)と思え。人を見たら人と思え。」となる。
囲炉裏に火をくべる時、アイヌの人々は身も心も清めて氣をつけながら丁寧に、火という神さまを扱うので、火事になる事はない。
人は互いに助け合って生きていく。悪い人はいない。
嘘をつくのは、人として生まれて1番恥ずかしい事。アイヌは嘘をつけない。
何故なら、カムイがいつも見ているから。
嘘をつける人は、心の中に神がいない。
とは言っても、アイヌの人々は和人に散々騙され、今では警戒心も生まれ、食べ物も環境も本州の人と同じになっており、日本人の平均寿命と変わらなくなってしまった。
けれど、ストレスを溜めず、人を憎まず妬まず、自然に感謝する氣持ちを持ってゆったりと暮らしていれば、百歳まで生きられるだろう。
アイヌの人々は、常に指先を動かしている。暇さえあれば糸をより、刺繍をしたり、木彫りをしている。
そして、ユーカリなどで、常に昔を思い出している。
なので、認知症の人もいない。
アイヌの精神世界と言うのは、病氣との付き合い方ひとつにしても、相手の考え方を認め、お互いの良い所を発見し合い互いに刺激し合い、大自然と語り合い、自らの哲学を構築していく。
しかし、その哲学も決して相手に押し付けないのだ。
そう言う世界をアイヌは1万年も続けて来た。
縄文人とは、アイヌの先祖のこと。
人との争いもなく、1万年も平和な生活を続けて来た。
世界を探してもそんな文明は他にはない。
その世界観が崩れたのは、大陸から渡来系の民族が入って来てから。
縄文的な考え方は否定された。
今や、地球は病んでいる。
急激な科学技術の進歩により、もはや人類は滅亡の道を歩み始めている。
人間がいなくても、地球は何も困らない。
自然を神として崇め、自然と共に生きて来たアイヌ。
世界の先住民も皆同じように生きて来た。
人類を救うには、一体どうしたらいいのだろうか。
もしかしたら、1万年も平和を維持して来たアイヌの思想や哲学が、何か重要なカギを握っているのではないか。
しかし、それを研究する者はほとんどいない。
誰かその事に早く氣づいてくれれば良いのだが。。
【アイヌ語で読み解く世界の地名】
◆フチ=最高に精神性を高めた人。おばあさん。フ=沸騰。フチ=富士の山。
◆ピト=人。
◆上野も別府もアイヌ語。
◆ピラ=崖。日本平など。
◆アトランティス=海に沈んだ大陸。
◆アフリカ=アップリカ=四つん這いだったのが立ち上がる。人間が誕生した地。
◆キリマンジャロ=火口が常に移動する山。
◆マッターホルン=人間が近づく事が出来ない山。
◆エレクティオン=首で支える。
ギリシャのエレクティオン⬇︎
<まとめ終わり>
外国の地名も、アイヌ語で理解出来ることに驚きました。
もしかしたら、アイヌ語は世界の共通語だったのかも知れませんね。
そのアイヌ語が絶滅しようとしています。
明治政府がアイヌ語の使用を禁じたからです。
アト゜イさんのお話は、とても共感するところが多かったです。
特に、アト゜イさんのお話が、「アイヌ文化や沖縄のかみんちゅの教えやネイティヴアメリカンの教えなどが、これからの世界の人々を救うカギになる」と思っていた私の考えと全く同じだったので、嬉しかったです。
いつか、アト゜イさんも関東にお呼びしてお話をして頂きたいと思いました。
それから、私たちは思いがけず、再び9月に北海道に来る事になりました。
というのは、絶滅してしまった動植物の鎮魂祭に招待されたのです。
トビーさんのブログに詳細があります
人間の為に、日本オオカミなど、多くの動植物たちが犠牲になりました。
神とされている熊は、イオマンテの火祭りがありますが、絶滅してしまった動植物たちには鎮魂のお祭りがありません。
アト゜イさんは、毎年人知れず秘かに彼らを供養していたのです。
現在、鹿などの色々な動物たちが害獣として駆除されています。
しかし、日本オオカミがいたならば、彼らの数は自然淘汰され、増え過ぎることはなかったのです。
我々人間が全て、自然のバランスと調和を乱して来たのです。
だから、「人間がいなくても地球は全く困らない」と言われるのです。
9月にアト゜イさんの鎮魂祭に参加し、人間の手で絶滅に追い込んでしまった動植物たちにお詫びをして来ようと思います。
まだ、間に合うでしょうか?
人類が皆悔い改めたら、地球や大自然は人類を許してくれるでしょうか。
私たち人間も、地球にとって必要と思われる存在になる事がはたして出来るのでしょうか?