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のどかな村に巨大な車両基地が!!

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9日、東京地裁での「ストップ・リニア訴訟」に参加してきたお話の続きです。

第2回口頭弁論では、神奈川県相模原市に起ころうとしている問題について、意見が述べられました。

相模原市と言ったら、都心にも近い場所です。

ところが、リニア新幹線の工事が始まると、相模原市の鳥屋(とや)という静かな村がどうなるかなんて、ほとんどの方は知らないでしょう。

鳥屋という地名を初めて聞く人も多いと思います。

恐ろしい事にリニアの問題は、南アルプスだけの問題ではなく、リニアが通る全ての長い距離に影響を及ぼすのです。

photo:03


今回は、「鳥屋」にスポットを当てますので、皆さんも我が町の事のように聞いて頂けたらと思います。

鳥屋の村は、丹沢や高尾山に挟まれた静かな山あいにあります。

photo:01

photo:02


この村に、突如として湧いたお話です。

「鳥屋に車両基地」

地元住民は、この事を2013年の9月の新聞記事で知ったと言います。

どんな計画があるか、住民には事前に知らされず、その後、JR東海から分厚い「環境影響評価準備書」が公開されただけでした。

何が作られ、それによってどんな影響があるのか。

住民たちは、自ら関心を持ち調べなければ、何も分かりませんでした。

地域への説明会が始まったのは、それから1年以上も経過した2014年11月の事でした。

しかし、その説明も的を得ず、基地建設ありきで話が進み、建設の是非についての議論も出来ず、工事実施計画の認可を既に取り付けてからの説明会だったのです。

車両基地の全貌も分からず、地域住民が要求して初めて、その鳥瞰図がようやく公開されました。

それを見て、皆、息を呑みました。

photo:04

photo:05


小学校の屋根より高い場所に、まるで滑走路のような長さ2キロ、幅350mの巨大な車両基地を作ると言うのです。

つまり、トンネル工事で出た残土を用いて谷を埋め、巨大なコンクリートで固めて車両基地が作られて行くのです。

それに伴いダンプカーがピーク時には1日1000台以上も走行する事になり、それがトンネルが貫通するまで何年も続くのです。

車両基地によって生じる変化は景観だけに留まらず、谷を埋め山の樹木を伐採し、コンクリートで大地を覆うことは、自然の循環や生態系も乱し、その地の気候をも変えることになります。

学校に通う子供たちは、青春時代をずっと騒音と共に過ごさなければなりません。

採算性もなく、時代遅れのリニア新幹線に、これだけの代償を払う価値があるのでしょうか?

止めるのは今です!!

巨大な車両基地が建設されてしまってからでは遅いのです。

沢山の方に「鳥屋」で起ころうとしている事に関心を持っていただき、そして基地建設とリニア工事の着工を止める為、みんなで力を合わせ出来る事をやっていきたいと思います。

その為に、地元の方が「トラスト運動」を考えています。

「トラスト」とは、自然環境や歴史的地区などの保存を目的とした活動で、寄付金や会費などによって森林や海岸、歴史的建造物を買い上げ、保全を行おうというものです。

山ちゃんのブログから転載いたします。

小川も山も潰し、地域を分断するリニア計画にトラスト運動で抗う

〈2016.11.29〉
今月、長野県大鹿村でも起工式があり、着々と進んでいるかのように見えるJR東海のリニア中央新幹線計画。

まだ歯止めをかけることができると、トラスト運動が始まっている。

リニアの車両基地が神奈川県相模原市緑区の山間部、鳥屋に建設予定である。

この予定地に隣接する約4,000㎡の山地で4月12日、11人が借地権を設定して土地トラスト運動を始めた。

リニアは車両基地に入る前にこの山地の地下を走るため、ここで測量や土地の譲渡を拒否することでリニア建設に歯止めをかけることが目的だ。

山地の地権者、鳥屋の渡戸地区に住む栗原晟さんは黙っていられなかった、とこう話す。

「リニアは鳥屋に何のメリットももたらしません。地域を分断し、小川も山も潰す。

私にできることは何かと考えた時、これしかありませんでした。」

車両基地は最大幅350メートル、長さ2キロメートル、高さ30メートルという巨大施設で、50ヘクタールの面積を必要とする。

この建設で地域の生体系が壊れたり、鳥屋の谷戸地区(約50世帯)の住民20世帯以上が立ち退きを強いられ、地域が分断されたりすることなどが予測されている。

だが、なかば国策として位置付けられているリニア計画に、疑問を覚えながらも「お上には逆らえない」と正面から異を唱える人は鳥屋にはほとんどいない。

例えば、小学校前を1日最大500台以上のダンプカーが走ることにも。保護者は不安の声すら上げられない地域の特性がある。

住民としてそれを理解する栗原さんが一石を投じようと取り組んだのが、ダンプ通過予定道路の8ヵ所で道路の余裕を計測することだった。

その結果、双方向からのダンプが隙間0㎝の神業ですれ違ったとしても、歩道のある2地点では64㎝の余裕があるだけ。

歩道のない6地点ではほぼ0㎝かマイナスという数字が出た。

人が歩くためには最低幅60㎝は必要だろう。

つまり現状では、リニア工事が始まると常時渋滞が起き、騒音、振動、排気ガス、土埃、泥はねなどによる生活破壊は必至なのだ。

この結果を大きなイラストで示した資料を、栗原さんは昨年秋の地区文化祭で展示した。

多くの住民がそれを見た。

それでも声はほとんど上がらなかった。

栗原さんはこの時点で土地トラスト運動を意識したという。

この運動を陰で支えたのが、鳥屋に何度も通ってリニアの情報を住民と共有してきた市民団体「リニア新幹線を考える相模原連絡会」だ。

借地権を設定し、登記を完了させた11人は連絡会のメンバーだ。

今後JR東海は、リニア施設に家屋や土地がかかる住民に対して測量を申請していくが、栗原さんと11人は測量を断る。

となると、収用を担う神奈川県は強制測量、さらには収用委員会にかけて強制収容の手続きを採るだろう。

連絡会は、一般市民にこの土地でタケノコ堀りや野鳥観察会、木工教室などで楽しんでもらい、さらに強制収容されにくい仕組みを考えている。

その為の財政基盤として1口500円で、運動を支えるトラストフレンズ(サポーター)を募集中だ。

<転載終わり>

photo:06

(郵便局)振替口座 00240-7-71305
口座名:リニア新幹線を考える相模原連絡会


今回のリニア訴訟の時にこちらの寄付もさせて頂きました。

こちらに留まらず、今後いろんな場所でリニアを止める為の活動費が必要になってくるでしょう。

皆様からの応援を得て、私も出来る限りの協力をしたいと思っております。

ひとりひとりの出来る範囲での力が集まれば、やがてそれは大きな渦となるでしょう。

それぞれの人が、それぞれの方面に目を向けた活動をしていけば、それは結果的に全部地球に還って行きます。

花を育て樹を植える活動。

無農薬で作物を作る活動。

身体に害のない家づくり。

動物たちを守り育てて行く活動。

環境を考えた物作り。。。

何でもいいんです。

その人の得意分野を活かせば。

ただ、地球が喜ぶ事をしていけばいいんです。

だから私はリニアを止める活動をしていきます。

賛同いただける方は、トラスト運動にもご協力をよろしくお願いいたします。

お問い合わせはこちら↓
リニア新幹線を考える相模原連絡会

引き続き、署名の方もよろしくお願いいたします。

署名運動

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