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神護寺 多宝塔の秘密

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出雲から、いきなり飛んで来て京都。

龍神レイキツアーが、このような日程になっていたのも必然だったみたいです。

というのも、空海さまゆかりの京都の「神護寺」では、この秋「五大虚空蔵菩薩」が8〜10日と3日間だけご開帳になっていたからです。

行けるとしたら、9日しかありません。

なぜ、そこまでして神護寺にこだわるのか。

それは、高野山の旅からの流れでした。

高野山 立体曼荼羅へ

↑この記事にも書きましたが、空海さまが作った「立体曼荼羅」中央の「大日如来像」の後方から、ものすごいエネルギーが放射されているのが分かったのです。

そのエネルギーは、どこに向けられているのか。

ブログでも、この質問を呼びかけたのですが、どなたからもコメントがありませんでした。

ならば、自分で調べるしかない、とGoogle map で探してみる事にしました。

すると、唐から戻ってきたばかりの空海さまが、天皇に謁見できるようになるまで809年から14年間も住み、初代住職となっていた「神護寺」が高野山のほぼ真北にヒットしたのです!

photo:01


神護寺は、平安初期に活躍した名僧「弘法大師 空海さま」「伝教大師 最澄さま」ゆかりのお寺で、真言宗、天台宗の興隆に大きく貢献したお寺なのです。

最澄さまは、ここで南都七大寺の第一級の学僧に法華経の講義を行ってその名を初めて世に轟かせました。

密教の神髄を学んできた空海さまが、最澄に潅頂を授けたのもこのお寺です。

このお寺に間違いないと確信を持ちました。

この日、京都駅で待ち合わせしていたみくさんは、空海さまと最澄さまに過去世で関わっている方でした。

そして、高野山・根本大塔の大日如来さまからのエネルギーが集まって来ているのが、ここ「神護寺」の「多宝塔」ではないかと推測しました。

その多宝塔の「五大虚空蔵菩薩像」が特別公開されるという、このタイミングに遭遇したわけです。

たまたま、10月10日の国常立尊さまの命日に合わせ、鞍馬山を訪れる事になっていたのが幸いしました。

京都駅からバスに揺られて、約一時間。

photo:02

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紅葉の名所、「神護寺」のある高雄に到着しました。

photo:04

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もう少し後の季節に来たら、どんなに紅葉が美しかったことでしょう。

photo:06


ここからが、お決まりの階段コースになります。

大事なものは、いつも山の上。

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あれっ、思っていたほどキツくはありませんでした。ご神業続きでだいぶ鍛えられたのでしょうか。

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見事な鬼瓦

photo:16


そして、ここ「金堂」でも不思議なことがありました。

みくさんは、9月にもこちらを訪れており、その時に金堂で「日月さま」によく似た観音像を見ていたのです。

photo:18


周りの木彫の仏像と比べ、その像だけ雰囲気が違う為、1人の男性からもその事を指摘されて2人して観音像を見入っていたそうです。

その数日後、今度は私と一緒に長崎の地で「日月さま」と超そっくりな観音さまと遭遇した為、みくさんは私に是非ともこちらの観音像を見せたいと意気込んでいたのでした。

ところがです!

「観音像がない!」と言うではありませんか!

確かに観音さまがいらした場所には、別の金ピカの仏像さまがおいででした。

そこで、金堂内の御守りを売っている方にも、観音像は何処へ行ったのか聞いてみたのですが、4年間仏像の位置を変えていないと言われました。

キツネにつままれたみたい。。。

そう、みくさんは何度も何度も腑に落ちない顔をされていました。

photo:17


↑この画像はお借りしたものですが、この写真の一番右端の後光が金ピカの仏像の場所に、観音さまがいらっしゃったそうです。

私も、富士宮の浅間さんで同じような不思議体験があるので、キツネにつままれた気持ちがよく分かります。

首を傾げたまま、いよいよ「多宝塔」に。

photo:19


そこには、「五大虚空蔵菩薩像」が何と、四体だけ!向かって左から二番目の像の場所がぽつんと空いています。

聞いてみると、毎年一体ずつ修復に出しているそうで、全部が揃うのは、来年以降になるそうです。

photo:20

ポストカードより

「五大虚空蔵菩薩」は、金剛界の五智如来が菩薩に姿を変えたものだそうです。

photo:21

photo:22


「虚空」とは、宇宙の様に限りのないこと。「蔵」とは、包み込むように蓄え持っている事。

つまり、「虚空蔵菩薩」とは広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩、という意味なのです。

そのため智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰されており、「虚空蔵求聞持法」は、一定の作法に則って真言を百日間かけて百万回唱えるというもので、これを修した行者は、あらゆる経典を記憶し、理解して忘れる事がなくなると言われています。

空海さまが、室戸岬の洞窟・御厨人窟に籠もって「虚空蔵求聞持法」を修したという伝説はよく知られている所です。

こちらの五大虚空蔵菩薩、現在は一直線に祀られていますが、元々は法界虚空蔵を囲んで左右斜め前と、斜め後ろに他の四体が配されていたそうです。

また、像高90cmほどの像はそれぞれ5色を表しているそうです。

南ー宝光虚空蔵ー緑
西ー蓮華虚空蔵ー赤
中ー法界虚空蔵ー白
北ー業用虚空蔵ー黒
東ー金剛虚空蔵ー黄

photo:23


五体の虚空蔵菩薩の左手に共通する武器、三鈷鉤(さんここう)は、煩悩の3つ、愚かさ・貪り・怒りを砕き、消滅させるものだそうです。

この「五大虚空蔵菩薩像」は、空海さまのお弟子さんらが一木造で作り上げたものだそうで、富貴成就、天変消除の祈りが込められています。

こんなにすごい虚空蔵菩薩さまと同じ多宝塔の中でお会いしているんだなあと、しみじみ感じ入っていた所、みくさんが突然涙を流し始めました。

なんと、向かって一番左端の像は「そなたが作ったものだ」とメッセージが来たんだそうです。

どうりで、左端の菩薩さまがこっちを見ているわけです。私も視線を感じていました。

ここは、すごい場所です。

高野山の大日如来像からエネルギーが送られている場所であり、虚空蔵菩薩さまが五体揃ったら、ものすごいパワーになるはずです。

そんな多宝塔ですが、ほとんどの方はこの塔の姿がどんな形をしているか、氣にされていないと思います。

下からは樹木でおおわれて、全体像が全く見えないのです。

photo:24


少し離れた場所で見上げて、こんな感じ。

まだ、見上げるほど興味を持って下さればいい方です。

全体像が見たくて、私は誰も行かないような裏手の山道を駆け上がりました。

そして、ようやく多宝塔のお姿を見る事が出来ました。

photo:25


そうそう、この塔です。真言宗の多宝塔そのもの。

私たちが推測するに、高野山の根本大塔から発せられたエネルギーは、ここ神護寺の多宝塔に集まり、そこから増幅されて、各地の多宝塔に送信されているのではないかと考えるのです。

それは、まるでアースキーパークリスタルのように、日本各地を護る結界になっているのではないかと。

空海さまと、彼を慕い尊敬する方々の手によって、密かに日本は護られているのを感じます。

これは、妄想なのでしょうか?

もしも、多宝塔の意味について、考察している方がいらっしゃいましたらお教え下さい。

「真言宗系の多宝塔」を見つけた方も場所をコメント下さいましたら嬉しいです。

また、ここ神護寺には何と、愛しの源頼朝さまも関わっている事が分かりました。

そのお話は、次回に。。

神護寺の旅は続きます。

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