奈良の東大寺の大仏建立時に、最大の手腕を振るった大僧正・行基の事は、先日の記事でふれました。
パドメツアー in 皆神山
その行基ゆかりの千手観音像をめぐる旅の続きです。
行基は、桑の巨木から立木のまま1丈6尺の千手観音像を三体作ったと言われています。
1丈6尺とは、お釈迦さまの身長が1丈6尺(約4.85m)あったと言われている所から来ていますね。
そのそれぞれの観音様が安置されていたのが「清水寺(せいすいじ)」「清滝観音堂」「桑台院」。
「清水寺」については、既にご報告しましたので、今日は後の2カ所について簡単にご案内して行こうと思っています。
阿弥陀山 護国院 清水寺
この清水寺が、ものすごく良いお寺でした。(もうじきボタンが見頃ですね。あの垂れ桜は咲いたでしょうか?どなたか写真撮って来て~!)
「清滝観音堂」は、皆神山の鬼門にあたります。
バックに見えるのが皆神山ですが、この季節、あたりは桃源郷と言われてもおかしくないくらい、あんずの花でピンク色に染まっていました。
あんずの花は、枝に団子状に連なって咲くんですね。
「清滝観音堂(阿弥陀堂)」に向かう道は、見事なあんずの花で埋め尽くされ、私たちの目を楽しませてくれました。
車を降りて、しばらく歩くと観音堂が見えて来ました。
しかし、何よりも私たちの目を奪ったのは、観音堂裏手にある滝でした。
滝と言っても、水量はわずかでシャワーのようにパラパラと水がしたたり落ちて来ます。
写真では、落ちてくる水が見えないでしょ?
ユキさんがその水を手のひらに集めて、おでこにピタっ!
あたりの柱状節理の岩肌が、過去の地殻変動の折にここで何があったのだろうと、想像をかきたてるのでした。
まるで、龍のウロコのようです。
観音堂にはもう、千手観音像は残っていませんでしたが、ここがかなりのパワースポットである事は、手のひらがピリピリする事から分かりました。
パドメユキさんのブログより清滝観音堂
さて、お次は「桑台院」です。
みなさんもう、お気づきになられているかも知れませんが、この三カ所の観音堂を見比べてみて下さい。
どれも懸造(かけづくり)という斜面に適した様式で建てられているのが分かります。
懸造は、十一面観音を本尊とする清水寺のように、主に観音信仰霊場によくみられる建築様式のようです。
「虫歌山」という山名や「桑台院」という名から、養蚕と関わりがあるお寺でした。
この地方では古くから養蚕が盛んで「むしうたの観音さん」と親しまれ、蚕を病害から守り、養蚕の隆盛を祈願する人々が熱心に参拝していたそうです。
ご本尊である千手観音像は秘仏なので、今回は拝見する事は出来ませんでしたが、年に三回ご開帳されているようです。
この場所は、皆神山の裏鬼門にあたります。先ほどの「清滝観音堂」は山の反対側に位置します。
境内にはたくさんの石仏が一カ所に集められていました。
このお寺のご本尊だけに、千手観音さまの石仏が多かったです。
パドメユキさんのブログより桑台院
先に、行基の千手観音様にゆかりのあるお寺三カ所をまとめてご報告いたしましたが、お次はいよいよメインの「皆神山」です。
皆神山は、日本のいや世界最大の人工ピラミッドと言われています。
その謎をご紹介して行こうと思います。
お楽しみに。
それから、okanさんから昨日プレゼントが届きました!
私の守り本尊が「千手観音さま」という事で、草場一壽さんの千手観音カード。
それから、麻の葉をモチーフとした「フラワーオブライフ」を、okanさん自ら描いた作品。
これを7つの珠とそれを囲む大きな珠に見立て、八犬伝とも関連づけて額に入れて送って下さったのです。
まあ、ステキ!!お部屋に飾らせて頂きますね。
okanさん、ありがとうございます!
また、長野県八ヶ岳の宿泊施設「まろーどの里」に遊びに行かせて下さいね!!
まろーどの里にお泊まり