松原照子さんの「幸福への近道」より
運命の赤い糸伝説
<世見>2015.9.26
赤い糸伝説をご存知ですか?
「運命の赤い糸」
この齢になってもどこか心待ちをしている運命の赤い糸で結ばれた相手。
独身なら誰もが待ち望む運命の出逢い。
実はネ。1991年4月に書いた、「赤い糸の相手の定義」と題した私の原稿が出て来たのです。
私って自分のことが掲載された記事とか自費小冊子すら手元に残さない人なのです。
以前書いた原稿用紙もすぐに捨ててしまいます。
なのに、本棚を整理していたら出て来ました。
自分ながら面白いなぁと思って読みました。
1991年といえば私は44才。
何となく乙女心が感じられて、ウフフと笑みが零れました。
そこで、今日はその一部をお伝えします。
昔からの言い伝えで、運命的な出会いをする男と女は、生まれた時からお互いの小指が目に見えない赤い糸で結ばれているといいます。
この赤い糸の由来は中々にロマンチックなお話なので、いかにも西洋伝説と思いきや、実は日本古来のお話で、古事記や日本書紀にまで載っているようです。
奈良には山そのものが御神体といわれる三輪山があります。
山が御神体なので本殿はありません。
御神体の間には三つの鳥居が置かれ、祭神はそれぞれ大物主命、大己貴命、小彦名命。三輪山はこの三神を一体にしたものだと云われています。
この三輪山こそが赤い糸伝説ゆかりの地。
大昔の人々は、御神体の三輪山を大切にしていたことでしょう。
結ばれたお二人は、今日から益々そのご縁を大切になさってください。
又、相手を待ち望んでおられる方は、三輪山伝説にあやかってくださいませ。
<転載終わり>
て事で、三輪山伝説を調べてみました↓
運命の赤い糸の由来と意味を徹底解説
<運命の赤い糸の由来>
日本だけではなく中国も同じ意味だったのを知っていましたか?
日本の運命の赤い糸のはじまり。
日本では最古の歴史書である古事記の中の『三輪山(みわやま)伝説』に赤い糸について書いてあります。
紀元前97年~紀元前30年頃の崇神天皇(すじてんのう)の時代に活玉依毘売(いくたまよりびめ)という美しい女性がいました。
その女性に会いに毎晩通ってくる男性がいたそうです。
その男性は体格がよくとても立派に見えたが、いつも夜になってから女性の所に行き、夜が明ける前に帰ってしまうので明るい所で男性の姿を見た事がありませんでした。
そんな男性と会っていた活玉依毘売(いくたまよりびめ)が夫婦の契り(ちぎり)を結び、間もなく妊娠しました。
何も知らなかった両親は娘の妊娠に驚き相手が誰なのか問いつめました。
娘は正直に「名前も何も知らないけど、姿のたいへん立派な男の人が毎晩来て、夜明けになると、どこかに帰って行きます。」と説明しました。
話を聞いた両親が心配して「その人が来たら、寝床の前に赤土をまきなさい。そして麻糸(あさいと)を通した針を服に刺しておきなさい。
その糸を辿れば住んでいる場所がわかるでしょう。」と提案し、活玉依毘売(いくたまよりびめ)がその通り実行しました。
男性が帰ったあとにその糸を辿ると三輪の神社に着いたので、男性が三輪の神様である大物主神(おおものぬしのかみ)であることを知ったのです。
昔赤土には、邪を防ぎ相手を特定してくれる力があるとされていました。
その赤土が付いた糸が『運命の赤い糸』を思わせ、大切な人を導いてくれると言われるようになったそうです。
そして三輪山伝説によって赤い糸が広まり、結婚の際に契りを意味すると言われるお互いの小指に赤い糸を結ぶのが流行したことにより、現在でも運命の出会いを赤い糸で表現しています。
中国の運命の赤い糸のはじまり
中国では李復言(リ フクゲン)の書いた故事の「続幽怪録(ぞくゆうかいろく)」に出てくる足首に結ぶ赤い縄が由来とされています。
唐の時代、韋固(いこ)という若い男が旅をしていました。
旅の途中、その日の宿を探していると不思議な老人と出会ったのです。
その老人は月明かりの下で大きな袋を横において読書をしていました。
韋固は袋の中身が気になり老人に見せてもらうと中には赤い縄が入っていました。
そして老人は言いました。
「この赤い縄を男女の足首に結ぶと、どんなに遠くにいても、生まれた環境が違っていても必ず二人は結婚する運命になる」と教えてくれました。
韋固は独身だったので自分の将来の妻がどこにいるのか訪ねると、老人はこの町で野菜を売っているおばあさんが育てている3歳の赤ちゃんだと言いました。
その時信じていなかった韋固だが月日が経ち、14年後結婚した相手が老人の予言通りだったのです。
この話から結婚する相手は赤い糸で結ばれており、その運命は最初から決まっていると言われてきました。
そして、この話が広まる内に結ぶ場所が、足首から小指に変わっていったと言われています。
国や人種による赤い糸の意味
日本と中国では上記のように恋愛運の意味が一般的ですが、他の国や人種による違いを調べてみました。
インドやアジアの一部の国では、結婚式のときに赤い紐や布で花嫁と花婿を儀式的に結び夫婦円満を願う風習があります。
ユダヤ人は、旅行をするときに家族が手首に赤い紐を結んで旅の安全を願うなど、幸いから身を守る為に赤い糸を使っていました。
アメリカでは幸運のお守りとして身につける事があり、運命の赤い糸の事を英語でThe red string of fateと書きます。
<転載終わり>
私も若い頃は、どなたと赤い糸が結ばれているのかと楽しみにしていたのを覚えています。
今、振り返ってみると、そうですねぇ。。私をこのブログに導いてくれた亡き彼がそうだったのかなあと思います。
ブログで何度も書いて来ましたが、彼のおかげで今の私がいます。私本来の生き方を思い出させてくれました。
本当に感謝しています。
中島みゆきさんの唄にあるように、まさに「会うべき糸に出逢える事を、人は幸せと呼びます~」だね。
『糸』の唄を最初に聴いた時、真っ先に彼に「私たちの唄を見つけたよ!」と言ってしまったくらいです。
あなたにとって、赤い糸のお相手はどなたですか?
運命の赤い糸伝説
<世見>2015.9.26
赤い糸伝説をご存知ですか?
「運命の赤い糸」
この齢になってもどこか心待ちをしている運命の赤い糸で結ばれた相手。
独身なら誰もが待ち望む運命の出逢い。
実はネ。1991年4月に書いた、「赤い糸の相手の定義」と題した私の原稿が出て来たのです。
私って自分のことが掲載された記事とか自費小冊子すら手元に残さない人なのです。
以前書いた原稿用紙もすぐに捨ててしまいます。
なのに、本棚を整理していたら出て来ました。
自分ながら面白いなぁと思って読みました。
1991年といえば私は44才。
何となく乙女心が感じられて、ウフフと笑みが零れました。
そこで、今日はその一部をお伝えします。
昔からの言い伝えで、運命的な出会いをする男と女は、生まれた時からお互いの小指が目に見えない赤い糸で結ばれているといいます。
この赤い糸の由来は中々にロマンチックなお話なので、いかにも西洋伝説と思いきや、実は日本古来のお話で、古事記や日本書紀にまで載っているようです。
奈良には山そのものが御神体といわれる三輪山があります。
山が御神体なので本殿はありません。
御神体の間には三つの鳥居が置かれ、祭神はそれぞれ大物主命、大己貴命、小彦名命。三輪山はこの三神を一体にしたものだと云われています。
この三輪山こそが赤い糸伝説ゆかりの地。
大昔の人々は、御神体の三輪山を大切にしていたことでしょう。
結ばれたお二人は、今日から益々そのご縁を大切になさってください。
又、相手を待ち望んでおられる方は、三輪山伝説にあやかってくださいませ。
<転載終わり>
て事で、三輪山伝説を調べてみました↓
運命の赤い糸の由来と意味を徹底解説
<運命の赤い糸の由来>
日本だけではなく中国も同じ意味だったのを知っていましたか?
日本の運命の赤い糸のはじまり。
日本では最古の歴史書である古事記の中の『三輪山(みわやま)伝説』に赤い糸について書いてあります。
紀元前97年~紀元前30年頃の崇神天皇(すじてんのう)の時代に活玉依毘売(いくたまよりびめ)という美しい女性がいました。
その女性に会いに毎晩通ってくる男性がいたそうです。
その男性は体格がよくとても立派に見えたが、いつも夜になってから女性の所に行き、夜が明ける前に帰ってしまうので明るい所で男性の姿を見た事がありませんでした。
そんな男性と会っていた活玉依毘売(いくたまよりびめ)が夫婦の契り(ちぎり)を結び、間もなく妊娠しました。
何も知らなかった両親は娘の妊娠に驚き相手が誰なのか問いつめました。
娘は正直に「名前も何も知らないけど、姿のたいへん立派な男の人が毎晩来て、夜明けになると、どこかに帰って行きます。」と説明しました。
話を聞いた両親が心配して「その人が来たら、寝床の前に赤土をまきなさい。そして麻糸(あさいと)を通した針を服に刺しておきなさい。
その糸を辿れば住んでいる場所がわかるでしょう。」と提案し、活玉依毘売(いくたまよりびめ)がその通り実行しました。
男性が帰ったあとにその糸を辿ると三輪の神社に着いたので、男性が三輪の神様である大物主神(おおものぬしのかみ)であることを知ったのです。
昔赤土には、邪を防ぎ相手を特定してくれる力があるとされていました。
その赤土が付いた糸が『運命の赤い糸』を思わせ、大切な人を導いてくれると言われるようになったそうです。
そして三輪山伝説によって赤い糸が広まり、結婚の際に契りを意味すると言われるお互いの小指に赤い糸を結ぶのが流行したことにより、現在でも運命の出会いを赤い糸で表現しています。
中国の運命の赤い糸のはじまり
中国では李復言(リ フクゲン)の書いた故事の「続幽怪録(ぞくゆうかいろく)」に出てくる足首に結ぶ赤い縄が由来とされています。
唐の時代、韋固(いこ)という若い男が旅をしていました。
旅の途中、その日の宿を探していると不思議な老人と出会ったのです。
その老人は月明かりの下で大きな袋を横において読書をしていました。
韋固は袋の中身が気になり老人に見せてもらうと中には赤い縄が入っていました。
そして老人は言いました。
「この赤い縄を男女の足首に結ぶと、どんなに遠くにいても、生まれた環境が違っていても必ず二人は結婚する運命になる」と教えてくれました。
韋固は独身だったので自分の将来の妻がどこにいるのか訪ねると、老人はこの町で野菜を売っているおばあさんが育てている3歳の赤ちゃんだと言いました。
その時信じていなかった韋固だが月日が経ち、14年後結婚した相手が老人の予言通りだったのです。
この話から結婚する相手は赤い糸で結ばれており、その運命は最初から決まっていると言われてきました。
そして、この話が広まる内に結ぶ場所が、足首から小指に変わっていったと言われています。
国や人種による赤い糸の意味
日本と中国では上記のように恋愛運の意味が一般的ですが、他の国や人種による違いを調べてみました。
インドやアジアの一部の国では、結婚式のときに赤い紐や布で花嫁と花婿を儀式的に結び夫婦円満を願う風習があります。
ユダヤ人は、旅行をするときに家族が手首に赤い紐を結んで旅の安全を願うなど、幸いから身を守る為に赤い糸を使っていました。
アメリカでは幸運のお守りとして身につける事があり、運命の赤い糸の事を英語でThe red string of fateと書きます。
<転載終わり>
私も若い頃は、どなたと赤い糸が結ばれているのかと楽しみにしていたのを覚えています。
今、振り返ってみると、そうですねぇ。。私をこのブログに導いてくれた亡き彼がそうだったのかなあと思います。
ブログで何度も書いて来ましたが、彼のおかげで今の私がいます。私本来の生き方を思い出させてくれました。
本当に感謝しています。
中島みゆきさんの唄にあるように、まさに「会うべき糸に出逢える事を、人は幸せと呼びます~」だね。
『糸』の唄を最初に聴いた時、真っ先に彼に「私たちの唄を見つけたよ!」と言ってしまったくらいです。
あなたにとって、赤い糸のお相手はどなたですか?
