俳優の榎木孝明さん(59)が、5月20日から続けてきた30日間の「不食」生活が、昨日終わりました。
私は「不食」がテレビで取り上げられる時代になった事に驚きましたが、榎木さんがアピールしたようですね。
それでも最初はテレビ局に断られたみたいです。
榎木さん、なかなかやりますね!
同じ食べない行為でも、3種類の言い方があります。
◆「絶食」主に医療行為やダイエットなど、なんらかの目的のために食べない行為。
◆「断食」主に宗教的な行為で食べないこと。
◆「不食」食欲と闘わずして食べない行為。
彼が今回の不食を始めたきっかけは、「食べなくても生きられることを自分の体で科学的に調べてみたかった。」からだそうです。
榎木さんによりますと、「不食」を始めてから一度も空腹感はなく、心地良い満腹感に満たされているような、苦痛のない生活だったようです。
不食をしてから榎木さんは9キロ痩せたそうですが、その後は71キロをキープし、顔色も肌つやも良くお元気そうな姿を見せて下さいました。
彼の不食生活の場合、万が一に備え、専門家の指導を仰ぎ、都内の研究室に泊まり込んでそこから仕事へ通っていたそうです。
「不食」中、摂取していたものは水やコーヒー・お茶などの水分だけ。
水分は最初、一日1リットル弱を頑張って取っていたようですが、あまり必要でないと感じ、どんどん飲む量は減っていったそうです。
彼は、採血・検尿・心電図を毎日検査していましたが、何も異常はなく、血糖値や塩分対策で数度あめ玉を補給したくらいだそうです。
榎木さんは20代からインドを中心に一人旅を続けており、飲まず食わずで帰国した後は、いつも体調が良くなっていることを感じていました。
そして、短期間食べない事を何度かやって来られてからは「食べないと死ぬ、という恐怖感が良くない。」と分かったようです。
今回、1ケ月の不食生活をした結果、さまざまな変化が起きていたようです。
「集中力が増し、本を読むスピードやセリフの覚えが格段に速くなった。睡眠も深くなり、4時間眠ればすっきり。腰痛も消えた。
理由はまだ分からない。でも、眠っていた自浄作用が一斉に目覚めた感覚。運動時も胸式呼吸が腹式に。スタミナが増しました。」
しかし榎木さんは、この経験はあくまで個人の体験に基づくもので、研究の第一歩だと話します。
「たまたま私は30日間やり通しましたけど、無理をして体を悪くするのは絶対にいけない事だと思うし、決してマネはしないで下さい。」と、その点だけは強調していました。
榎木さんは古武道で精神を鍛えている方ですし、精神世界にも理解がある方なので「不食」に興味を持ちチャレンジ出来たのもうなずけます。
榎木さんは、『人は食べなくても生きられるとの思いが自分にあれば、災害など何かあった場合に、数週間やひと月くらい生き延びる事は可能だ』と考えているようです。
『あなたはそんなことが出来る自分を信じてあげることができますか?あなたがまだ気づいていないだけで人間には無限の可能性があると思います。』
こうしたメッセージを発信する方なのです。
有名な方が、広くメディアに「不食」や「人間の秘めた可能性」をアピールして下さる事で、人々の意識は少しずつ変わっていくと思います。
これから先、大噴火による飢饉などが起こらないとも限りません。
そういった時に、人間は不食でもいられると知っていたら、食べ物を求めての奪い合いはしなくて済みます。
また、現在の食べ物は、食べると健康になるどころか農薬や添加物だらけで、食べたら却って病気になってしまう物が多すぎます。
昔からマーガリンは食べ物の中で一番害があると言われていたので、我が家の冷蔵庫には存在していませんでしたが、ようやくテレビでもその事が騒がれるようになりました。
害のある食品が平気で売られている日常では、いっそ何も食べない方がいいのではないかと思えるほどです。
また、1日3食、食べないといけないと思うのは間違った思い込みで、江戸時代は2食だったとも聞きます。
飽食の時代とも言われる今、食糧危機に備える意味でも、少食にしていくのはいいかも知れませんね。
1週間ほど絶食し、リンゴ人参ジュースと生姜紅茶を飲むだけで、様々な病気やガンが治ってしまうようですし。
食べ過ぎには注意しましょうね。
過去記事も参考にして下さい↓
食糧を食べなくても代わりに取れるものがあるのです。
食べないで生きている人々
不食の人が「食べて」いるもの
これが誰にでも出来るようになったら、食糧難にならなくて良いのだけどね。。。
